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 iPadで自分専用のアプリを作りたいと思ったことはないだろうか? 仕事で必要な情報をメモしたり、プロジェクトを確実に遂行するための業務管理、経費の精算、調査データの整理。趣味の世界ならお気に入りのミュージシャンの作品データやバイオグラフィー、映画のコレクションデータ、秘蔵のワインコレクションデータ、旅先での日記など、iPadに入れておければ便利だ。メモアプリやプロジェクト管理アプリがたくさん売られているが、自分が欲しいと思っている肝心の記入欄がなかったり、特定のフィールドだけ文字を大きくしたい、といったわがままにはなかなか応えてくれない。ところが、新しくなったパーソナルデータベースソフト、「Bento 4 for iPad」でなら、そんな贅沢なリクエストにしっかり応えてくれる。

Bentoって?

 「Bento」というアプリ、実は2008年から存在するパーソナルデータベースソフトだ。アップルの100パーセント子会社のファイルメーカーが個人向けのデータベース管理用にと開発を開始した。Mac OS Xが持つ独自のデータベース管理機能を使っているため、当初はMac専用アプリとして誕生、その後、2009年にはMac版と同期機能を持つ「Bento for iPhone and iPod touch」に成長、2010年にはデータベース操作画面を作成できる「Bento for iPad」が登場。iPadで独自アプリを開発できるまでに成長した。

 2011年3月には複数のMacとiOS間でデータベース共有ができる「Bento 4 for Mac」が登場し、iPadと連動してさまざまなデータを扱うアプリ制作ができるようになった。昨年3月にMacのBento 4とiPadのBentoとの連携について解説した記事「iPhone、iPadで自分データベースを管理するなら、Bento 4が楽しい」があるので、その概要についてはこちらを参照していただきたい。

 要するに、Bentoとはデジタル版のメモ帳のようなものを独自に作れるアプリで、それぞれのフィールドは好みに応じて、サイズ、位置を自由にアレンジできる。手帳の用紙を自分でカスタマイズできるものだと思えばいいかも知れない。冒頭に述べたように、既存のアプリなら、レイアウトの変更もままならないが、Bentoなら自由自在だ。メモに購入場所の地図が欲しい、写真と一緒に声でメモを追加しておきたい、「印象」のフィールドは大きい赤い文字で一番上に置いておきたい、といった思い付きをすぐに反映させることができる。

 紙の手帳と違うのは、書き込めるデータが文字ばかりではなく、iPadで直接撮影した写真やムービー、音声、そして、位置情報などを含めることができること。さらに、四則演算を組み込んだ計算フィールドまで置ける。したがって、日々の出納帳を作るといった応用も簡単だ(図1)。

図1 紙のメモ帳ではこうはいかない。音声、動画、写真、プルダウンメニュー、カレンダー機能などを入れて、リッチなメモ帳「街の気になるあれこれ」を作った。発見場所、関連するホームページ、連絡先などを入力する場所がある。電話番号を入れる場所が無いのに気が付いても慌てることはない。右上のペンのアイコンをタップすれば、新しい電話番号フィールドを配置できる。
図1 紙のメモ帳ではこうはいかない。音声、動画、写真、プルダウンメニュー、カレンダー機能などを入れて、リッチなメモ帳「街の気になるあれこれ」を作った。発見場所、関連するホームページ、連絡先などを入力する場所がある。電話番号を入れる場所が無いのに気が付いても慌てることはない。右上のペンのアイコンをタップすれば、新しい電話番号フィールドを配置できる。
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