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 Office 2013は、現在のOffice 2010の後継バージョンです。2012年7月16日(米国時間)にConsumer Previewを公開することが発表され、概要も公開されました。

 デザインなども大きく変更され、タッチ機能に本格的に対応したバージョンとなりました。また、OneNoteなどは、メトロスタイルアプリケーション版も提供される予定です。Windows RTには、標準でOffice 2013のWord、Excel、PowerPoint、OneNoteが付属する予定とのことです。

 Windowsなので、マウスとキーボードで利用できるのは当たり前。しかし、タッチ操作でどこまでできるのでしょうか? いまのOfficeでも、注意深く画面をタップすれば、Windows 7が動くタブレットでも確かに「使えます」。しかし、それは、かなり集中力のいるもので、デスクトップやノートパソコンでマウスを使うときのように「手軽」に使えるものではありません。

 もちろん、ソフトウエアによって、使い方が違います。タッチでもそれほど問題を感じないものもあれば、マウスによる操作をかなり追求していて、タッチに置き換えにくいものもあります。例えば、現在のExcelのセル操作は、かなりマウスに特化したもので、選択範囲の境界線をドラッグして移動、右下のハンドルをつかんで、オートフィルやクリア(セル範囲へドラッグ)といった操作から、[Shift]キーを押しながらドラッグして挿入といった操作まであります。マウスで使う分には、こうした機能は、表を作ることを簡単にしてくれます。逆に、この操作に慣れてしまうと、他の表計算ソフトはなかなか使いづらいものです。

 まさにデスクトップアプリの代表のようなOfficeですが、どこまでタップに対応しているのでしょうか? このOfficeの方向性は、タブレットというコンピューターが、何かを「作る」仕事に使えるようになるか、という点で重要な意味を持ちます。

 デスクトップアプリケーションの時代も、Officeは、デスクトップアプリケーションの「手本」でした。また、多くの機能がOfficeに採用されたのち、Windowsの標準機能となりました。だから、Officeがタッチに対応するということは重要なわけです。そして、その対応は、今後登場するであろうすべてのWindowsアプリケーションに対して「先行例」あるいは「プロトタイプ」となるのです。そういうわけで、Officeのユーザーインタフェースがどう変わるのかは、タブレット型のコンピューターにとって、大きな意味を持つことになります。

 次期Officeは、基本的には「デスクトップスタイルアプリケーション」で、Windows 8の特徴的なメトロスタイルアプリケーションではありません。ただし、OneNoteだけは、メトロスタイルアプリケーションの簡易版が配布されています。また、今回評価したのは、いわゆるベータ版に相当するConsumer Previewなので、最終製品とは違ったものになる可能性もあります。特に細かいところは代わる可能性が大きいと言えます。

 Windows 8がすでにRC版(Release Preview)になっていることを考えると、10月末と言われているWindows 8の出荷に間に合うかどうかは微妙なところです。恐らく今年の年末商戦時期には間に合わないでしょう。タイトル通り、2013年の発売になるでしょう。