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MW1に対する独断的希望

 同社には、LiveWare マネージャ経由で使えるスマートフォン連携アイテムとして、クリップ状の「LiveView micro display」や腕時計状の「SmartWatch」がある。これらはカラー有機ELディスプレイを搭載しており、画面の情報量が多く、写真表示も可能だが、音声に対応していない。その代わり、メニューからサービスを選んで、そのサービスだけの新着情報をチェックができるなど、スマートフォンとの連携機能が使いやすい。

 MW1はメッセージ表示は上の2機種よりシンプルになったが、ヘッドセットとして使える点が特色となる。

 そんなMW1に対する希望は次の通り

・日本語表示をもっと美しく
 もともと欧米向け製品を日本語化したためか、日本語対応がイマイチだ。百歩譲って日本語フォントをmicroSDに置く必要があるのはともかく、日本語の文字表示が汚いのはガッカリした。ソニーのブランド名を冠する製品に表示していい字体とは思えない。パネルの解像度を上げるか、フォントデータを改めるか、どちらかが必要だろう。

・Twitter Smart Extrasのリスト対応
 TwitterのSmart Extrasは、フォローしているユーザーか、保存した検索語で絞り込んで情報を更新できるが、自分に対する返信、とか、指定したリストのみの表示には対応していない。全タイムラインを更新するとメッセージ量が多すぎてチェックしにくいし、数百数千とフォローしていると、チェックボックスでユーザー選択するのも大変だ。もう少し柔軟な絞り込みができれば実用性が高まるだろう。

 MW1は、電話やメールなどの着信時に、スマートフォンをポケットから出さなくても確認できるのが便利だ。電話については、相手を確認して通話するかどうか、MW1だけで決められる。

 ヘッドセットを選ぶとき、高音質なものならより良いものがいろいろあるが、MW1のような「多機能」を売りにするものはほとんどない。そこに魅力を感じるなら、MW1は買いだ。

 Android連携の部分は、現状だとXperiaシリーズとの組み合わせが前提になるが、動作確認の取れた機種が増えれば、より多くのユーザーが活用できるだろう。