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 Twitterでひと騒ぎがあった。

 Twitterが、NBCのロンドンオリンピック放映を批判したジャーナリストのアカウントを閉鎖してしまったのだ。これに対して、「言論の自由を妨害している」とほかのユーザーが騒ぎを起こし、これがリツイートにリツイートを生んで、騒ぎが雪ダルマに。約1日経って、TwitterとNBCが共に謝罪して、このジャーナリストのアカウントが再開されたというものだ。

ツイッターが掲載した、経緯の釈明と謝罪。「ほかのユーザーのために、ある特定のユーザーの内容を報告したり削除したりしない。(略)このようなことが二度と起こらないよう積極的に取り組んでいく」とある
ツイッターが掲載した、経緯の釈明と謝罪。「ほかのユーザーのために、ある特定のユーザーの内容を報告したり削除したりしない。(略)このようなことが二度と起こらないよう積極的に取り組んでいく」とある
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 ことの始まりは、英インディペンデント紙のロサンゼルス駐在記者が、NBCがオリンピック競技の放映時間をずらしているのに、まるで生放送のようなフリをしているのはけしからん、とツイートしたことだった。信じられないことだが、オリンピック放映の独占権を持つNBCは中継を録画して、それをプライムタイムに合わせて放映しているのだ。つまり生放送ではない!

 記者はさらに続けた。「NBCのオリンピック放映の責任者は、ゲリー・ゼンケル氏。彼にバカバカしいことはやめようと、みんなで訴えよう」。そしてゼンケル氏のメールアドレスを付け加えたのだ。

 ゼンケル氏のメールボックスは破裂してしまったのだろう。まもなくして、記者のアカウントが閉鎖された。

 Twitterは、これまでユーザーのプライバシーの面でも言論の自由の面でも、高いスタンダードを保ってきた。フェアで透明。Facebookがしょっちゅう直面しているような批判が、Twitterに向けられたことはあまりなかったのだ。

 ところが、今回は違った。