PR

 五輪でのメダルの数にも反映されているが、今、世界で活躍する中国人が増えている。

 当然と言えば当然である。地球上の全人口を70億人、中華人民共和国に国籍を有する人だけを中国人としても13.5億人が中国人である。だとすれば、全人口の約20%は中国人で、地球人の5人に1人は中国人なのである。中国系○○人という人たちまで含めれば、その数ははかりしれない。

 日本の小さな都市にだって、中国人の経営するレストランはどこかしらにあって、おいしい本場の中国料理が楽しめる。海外の旅行先で口に合う中国料理は強い味方だし、英語の勉強で米国や英国に留学しても、親しい学友は中国人だったなんてこともある。でも、料理店のおじさんだって、大学にいる留学生だって、学生時代の旧友だって、知り合いの大学の先生だって、私の知る限り中国人はみんなフツーに気のいい人々で、日本人とあまり変わらない。

 国家の経済力が高まるにつれて、世界にどんどん人が飛び出して行くのは、かつての日本や韓国だって同じだったし、中国の人々が国を飛び出して活躍の場を世界に求めるのは当然である。そりゃ、飛び出てくれば、数が数だけに目立つのも当然だ。

 それなのに、近所にある本場の中国料理をエンジョイしている日本の中国人像は、尖閣諸島で問題を起こした船長だったり、反日や某製紙会社のデモに参加する人々だったりと、なんだか不思議と悪者感が漂うのである。

 そこで日本人が信頼を寄せる英語を話す人々の中国像あるいは中国人像は、どんな風なのかと、最近人気の講演サイトTEDで中国関連の講演を聞いてみることにした。

 TEDなら、英語の字幕も日本語の字幕も出るので、英語に苦しむ日本人の勉強にもピッタリである。TEDのサイトを開いて、ウインドウの右上にある検索窓に「china」と入力してリストアップされた人気講演を3つほど選んで講演を聴いてみる。