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 7月29日から9月17日まで、新潟県十日町市を中心に「大地の芸術祭~越後妻有アートトリエンナーレ2012」が開催されている。その直前イベントで、私が5分間のプレゼンを行うことになった。アートに関心のない方が大半を占める講演会で、多くの人々が行きたくなるようにするのだ。そこで「大地の芸術祭を10倍楽しむ方法」という5分間のスライドショーを制作して、熱く語った。YouTubeで公開しているので、まずは視聴してみてほしい。

 スライドショーを使うと、(1)言葉よりも強力な写真の力で楽しさを伝えられる、(2)持ち時間きっかりでプレゼンを終えられる、(3)1人でリハーサルもしやすい──などいいことずくめ。スライドショーを事前に作っておくことは、プレゼンが苦手という人にこそお勧めしたい必勝法なのだ。

 今回は、プレゼン用スライドショーを作る際の7つの心得を紹介しよう。

1.現場に行って、達人と会う

 技術も装備も未熟な素人のカメラマンにとって一番大切なことは、愛情と行動力だ。現場に行って、その道に一番詳しく、愛情豊かな達人に直接会うことが重要である。達人お薦めの絶景や美味、そして達人自身の笑顔や作業風景を撮ることが、人を感動に導く写真撮影の極意。自分自身が現場で感動し、達人の心に共感してから、愛情豊かにシャッターを切ろう。

2.いつでも×すぐに×たくさん

 カメラは、高価な一眼レフよりも、安価な高倍率ズームのコンパクトタイプが便利だ。これなら、いつでもどこでもすぐに取り出せて、何も考えずに撮れるはず。遠くの景色や近寄れない物でも、高倍率ズームで簡単に撮れる。何より大切なのは数をたくさん撮ることだ。10枚撮影して1~2枚使えればいいと割り切って、ガンガン撮影しよう。

3.短いキャッチをパワポで作成

 ただ写真だけをつなげてもプレゼンが間延びしてしまう。そこで、タイトルや区切りの見出しをPowerPointなどで作り、画像として保存。写真の間に挟み込もう。今回のスライドショーでは、「里山と棚田~はじめて来たのになつかしい」といった見出しを大きなフォントで用意し、適宜挿入した。するとメッセージをしっかり伝えられ、またプレゼンにリズムが生まれる。

4.スライド作成ソフトで並べ替え

 インパクトのある写真と見出しスライドが20枚もそろえば、2分前後の立派なスライドショーを作れる。家庭用の簡便なデジカメソフトにも、スライドショーの作成機能が付いている。(1)好きな写真を選ぶ、(2)順番を並べ替える、(3)表示時間を決める、(4)好きなBGMを決める、(5)画面切り替え効果などを決める──。それだけでプレゼン動画の完成だ。

5.BGMはフリー音源をダウンロード

 スライドショーにはイメージに合った音楽が欠かせない。ただし著作権の問題で、好きなミュージシャンの音楽を勝手に使うわけにはいかない。そこで「著作権フリー BGM」といった言葉でWebを検索し、お気に入りの音源をダウンロードしよう。さまざまな曲が有償無償で提供されている。自分のテーマソングに使うお気に入りを数曲買い求めておくと後々便利だ。

6.プレゼン自体も動画で公開

 プレゼン用スライドは、音声はBGMだけにしておき、当日に自分の語りを加えて使う。そして、スライドをネットで公開する場合には、もう一工夫した特別版を作ってみよう。一つは、プレゼン用スライドに自分のナレーションをかぶせて作る特別版。もう一つは、プレゼンの様子ごとビデオで収録する特別版だ。こうした特別版なら、初めて見る人でも理解できるだろう。

7.公開後はネットコミで宣伝

 せっかく作ったスライドショーは、1人でも多くの人に見てもらいたいものだ。そこで、YouTubeなどの動画サイトに公開。TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアを使って、おひろめをする。写真に比べて、動画を見てくれる人はまだ多くないが、ネットコミはジワジワ広がるはずだ。永久公開の動画×ネットコミの相乗効果は大きい。