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●データはやがて平均化する

 ここにサイコロがあると想像してもらいたい。サイコロを何度も振ると、やがて1~6の出目は平均化されていくものだ。

「オレのいかさまサイコロならば平均化せんぞ」

 ったく、しょうがないヤツだな。そんなサイコロを所有しているのか。いつか逮捕されるぞ。

 それよか、いまはキミのいかさまサイコロの話ではない。まともなサイコロの話だ。サイコロの出目が平均化することは理屈では分かっている。しかし本当に平均化されるのだろうか──。

 本日はこんな素朴な疑問に答えるべく、RAND関数と簡単なマクロを使って、サイコロの出目が平均化されていく様子を動的なグラフとして示したいと思う。

「なんだか小学校の理科の実験みたいだな。神童と呼ばれた幼少の頃を思い出すではないか」

 はいはい。では図1を見てもらおう。これはA1に「数値」と入力し、テーブルに変換しているところだ。

テーブルとして設定する
図1 A1を選択してテーブルとして設定する。「テーブルとして書式設定」ダイアログでは必ず「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」にチェックを入れること
図1 A1を選択してテーブルとして設定する。「テーブルとして書式設定」ダイアログでは必ず「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」にチェックを入れること
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 「ホーム」タブの「テーブルとして書式設定」から好みのデザインを選択する。すると「テーブルとして書式設定」ダイアログが現れる。ここの「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」のチェックがはずれているはずだ。これを必ずチェックして「OK」ボタンを押そう。するとA1:A2の範囲をもつテーブルが出来上がる。

出来上がったテーブル
図2 テーブルが出来上がった。A1が見出しでA2以降にデータをおさめることになる。テーブル名は「テーブル1」のままにした
図2 テーブルが出来上がった。A1が見出しでA2以降にデータをおさめることになる。テーブル名は「テーブル1」のままにした