夏の定番、テレビ番組の心霊写真特集が減った理由…
みなさん、お盆いかがお過ごしでしたか? ふるさとに帰って、実家で過ごされた方も多いと思う。夏に久しぶりの顔が集まるとき、本家のおじさんやお兄ちゃん、旧友たちが話してくれて震え上がるのが、怪談話。実際に近くにある具体的な場所や出来事が題材だったりするから、現実感も半端なくて、怖さもひとしお。
親戚が集まるお盆とか町内の盆踊りじゃなくても、夏は、みんなで行くキャンプや合宿で夜に怪談大会をしたり、あと、「肝試し」をやったりしたのも、懐かしい思い出だったり。
そんなこんなを思っていたら、「そういえば最近、テレビ番組の心霊写真特集って、見かけないなぁ」と、ふと気が付いた。そのあたり、ダンナや友人に話してみると「フィルムカメラからデジカメになったから、心霊写真が減ったんじゃない?」と、口々に同じ答えを言う。
「やっぱ心霊写真なんて、フィルムの傷とか現像ムラとかの、物理現象だったんだよ」と、この手の現象を全く信じない友人。「モノホンだったら、デジカメにだって写るはずだよ」…。
神秘的なものをまるきり否定できない筆者、そういえば、最近、なんだか雰囲気のおかしい場所で写真を撮ろうとしたら、不思議な現象に見舞われた。
なぜか、どうしてもシャッターが落ちないのだ。「ならマニュアルにするとかフラッシュを光らすとかすれば、無理やりでもシャッター落ちるじゃん」と言うダンナに、「そういうの、いろいろやってみてるんだけど、ダメなの。壊れたのかも」なんて言いつつ、その場所を抜けたら、フツウに写真が撮れるようになってびっくり。「やっぱさっきの場所はちょっとヘンな場所なのかも…」「そういえば背筋がゾクっとしたヨ…」、みたいな感じで、顔を見合わせた。
お気に入りのテレビ番組「水曜どうでしょう」では、やはり雰囲気がおかしいと名高い場所で、デジタルカメラの映像(この場合はビデオ)がなぜか真っ黒になってしまって撮れていない、みたいな場面もあったりして、静止画でも動画でも、イマドキのデジタルカメラ類は、何か変なものが写るというよりも、そもそも「撮れない」方向になってしまうのかも。
そんなあたり、「デジカメ 心霊写真」などとWeb検索すると、盛んに議論されているのが分かる。デジカメで撮れた心霊写真らしきものも中にはあって、真偽のほどはともかく、なかなか興味深い話、ではあるが…。