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●ボタン一発で1万個


「おい、1万回もクリックし続けたら腱鞘炎になった(詳しくは前回「データが平均化される様子を動的に体験せよ」参照)。しかも手がしびれるから会社を休ませてくれと言ったら部長に叱られた。どうしてくれる。お詫びにビールをおごれ」

 あらあら、それはご愁傷さま。しかしキミの言うことももっともだ。前回はボタンをクリックすることで1~6の数字をランダムに発生させたわけだ。これを1万回も繰り返すのはフツー人がやることではない。

「こら、それをやらせたのはキサマではないか」

 おっと、ごめんごめん。本来そうした単純作業はコンピュータに任せるべきであった。

 そこで本日は関数の話から若干それるけれど、前回作った動的グラフをボタン一発で実現できるように工夫を凝らそう。図1を見てもらいたい。

乱数の発生回数を制御する
図1 前回のシートに「発生回数」という欄を設けた。ここに乱数を発生させたい回数を入力する。ボタンの名前は「スタート」に書き換えた。ボタンを右クリックして「テキストの編集」で名前を書き換えればよい
図1 前回のシートに「発生回数」という欄を設けた。ここに乱数を発生させたい回数を入力する。ボタンの名前は「スタート」に書き換えた。ボタンを右クリックして「テキストの編集」で名前を書き換えればよい
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 これは前回利用したシートだ。ボタンの名前は「ボタン1」だったが、テキストを編集して「スタート」にした。さらにF1に「発生回数」という見出しを設けて、F2に乱数を発生させたい回数を入力するようにした。

「100回とか1000回というようにか」

 そのとおり。で、ここに入力した回数分だけ、コンピュータに1~6の値をランダムに発生させる。そしてその値をA2以下に自動的に記録していく。さらにそれがCOUNTIF関数でD列に集計され、それを基にして1~6それぞれが出た割合を自動的にグラフに示すというわけだ。

「えっ、ボタン一発でそんなことができるのだろうか──」