iPhone 5の登場が話題になっているが、iOSが最新の「iOS 6」へとアップグレードしたことも見逃せない。例えば、SiriはiPhone 4以前では利用できないなど、機能や機種によって制限はあるものの、iPhone 3GS以降に幅広く対応しており、iPad 2もアップグレードできる。iPhone 4Sなら、ほとんど制限なく利用できると考えていよいだろう。個人的には、現役で利用している初代のiPadが対応から外れているのが悲しいところだ。
iOS 6の新機能は200を超えると言われているが、今回はその中でも特に注目のものをピックアップしていく。
(編集部注:本記事の内容は、2012年9月22日現在の情報に基づいています。)
すでに大きな話題になっているのがマップだ。地図情報のダメさ加減は、書き尽くされた感もあるので、ここでは割愛する。僕が試した限り、日本では「Flyover」表示ができる地域はないようだ。これも非常に残念で、いち早く対応してほしいところである。
実際にマップを利用してみたが、問題は地図情報だけではないようだ。特に困ったのが、検索の貧弱さだ。例えば、「アウトレット」と検索すると、米国のアーカンソーにあるらしい「トレット」という場所が表示される。「軽井沢 アウトレット」で検索しても目的の場所は出てこない。「軽井沢 プリンスショッピングプラザ」「軽井沢 ショッピングプラザ」で検索するとヒットするのだが、現実の利用シーンでは正式名称が浮かばないケースも少なくないはず。
ちなみにGoogleで検索すると「軽井沢 アウトレット」で問題なくヒットする。カーナビとして使うにしろ、場所を探すにしろ、もう少し検索の懐を広くしてくれないと厳しいところだ。