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 先週から引き続き、今週も米国にいます。日曜日にニューヨークからサンノゼに移動し、辛くもハリケーンを避けることができました。大型ハリケーンの影響で、米グーグルは月曜日にニューヨーク市内で予定していた発表会をキャンセルしました。米マイクロソフトは、26日の発表をハリケーンの影響を受けることなく無事終えたのとちょっと対照的です。ハリケーンには「サンディ」という名前がついていたのですが、インテルの「Sandy Bridge」というコードネームのプロセッサーがあるのですが、Androidが対応しているのはAtom用だけなので、Sandy Bridgeが恨んだのだという人もいます(若干1名ですが)。

 さて、Windows 8の発表と同時に出荷が開始されたWindows RT搭載タブレットである「Surface」を現地で購入してみました。Surfaceには、現在3つのモデルがあり、本体は外部記憶容量が32GBと64GBの2種類です。そのうち32GBモデルはキーボードが付いたタッチカバーが付属するものとそうでないものがあります(64GBのモデルは付属のみ)。

 タッチカバーは、Surfaceの特徴とも言える部分で、液晶部のカバーの裏側がキーボードになっているものです。また、Surface本体には、背面にスタンド(キックスタンドという)が付いており、机の上などでクラムシェル型ノートと同じように使うことが可能になります。Windows RTには、Office 2013 for Windows RT(Office 2013のサブセット版)が標準で付属するので、これらを使うなら、キーボードの利用頻度は低くないはずです。

 ただし、キーボードはタッチセンサーを利用しており、可動部がまったくなく、いわゆるストロークは0mmです。筆者は、メンブレン方式の物理キーの付いたタイプカバーというのを買ったので、本体は一番安いタッチカバーなしの32GBとしました(499ドル。80円換算で3万9920円)。

Surfaceの本体とタッチカバー。キーボード手前はノートパソコンのようにタッチパッドになっている。
Surfaceの本体とタッチカバー。キーボード手前はノートパソコンのようにタッチパッドになっている。
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同タイプカバー。こちらは物理的なキーになっているもの。その分、タッチカバーよりも厚くはなるが、物理キーボードとしては極薄の部類に入るがクリック感もあり感触は悪くない。
同タイプカバー。こちらは物理的なキーになっているもの。その分、タッチカバーよりも厚くはなるが、物理キーボードとしては極薄の部類に入るがクリック感もあり感触は悪くない。
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 カバー自体は磁石で簡単に着脱が可能です。本体側面にそのための溝があり、カバー側にガイドがあって、ぞんざいに近づけても正しく装着できるようになっています。ですが、オプション単品としては、119.99ドル(80円換算で約9600円)とあまり安くありません。安いUSBキーボードなら1000円もしないこのご時世、キーボードの価格が1万円近いのはちょっと疑問を感じるところです。ちなみに物理キーの付いたタイプキーボードカバーは、129.99ドル(同、約1万400円)です。また、パソコンのキーボードとしては簡易なもので、[NumLock]キーや[Ins]キーなどがありません。ちょっと痛いのは、画面キャプチャーのための[Prt Sc]キーもないことです。

 タッチキーボードは、全部で5色のバリエーションがあります。着けると、確かに見た目の印象は変わるのですが、機能的には同一です。タッチを検出するものなので、ホームポジションに指を置くというわけにもいきません。また、キートップに相当する部分がわずかに持ち上がっていて、タッチタイピングも不可能ではないのですが、感じとしては、画面のソフトキーボードを打っているのとあまり変わりません。

 タイプカバーは、ストロークは短いものの、物理的なキーボードで、手前のタッチパッドの部分にあるボタン(マウスの左右ボタンに相当するもの)もスイッチになっています。このため、使っている感じは、クラムシェル型ノートとかなり近いものになります。しかも、カバーであるため、薄く、はずすか、反対側に回せば、タブレットとして使うこともできます。キーボードを組み込んだカバーやケースは、タブレットやスマートフォンのアクセサリとしてポピュラーなものですが、純正品でカバーと一体になっていて、着脱も簡単という点が大きく違います。

 しかし、このSurface、直前に米アップルが第四世代となるiPadを発表し、直後に米グーグルがNexus 10を発表しています。10型クラスの液晶というタブレットの主戦場で、3つの新機種がそろったわけです。

 それを比較したのが表01です。これを見ると分かるように、多少の違いはあるものの、スペック的にはほぼ拮抗している状態です。

項目Surface with Windows RTNexs 10iPad with Retina Display
CPUTegra 3Exynos 5250A6X
CPUアーキテクチャCortex-A9(クアッドコア)Cortex-A15(デュアルコア)Cortex-A9(デュアルコア)
CPUクロック未公開1.7GHz未公開
メモリー2GB2GB未公開
記憶領域32G/64GB16G/32GB16G/32G/64GB
3G通信xx
4G通信xx
サイズ(cm)27.5x17.2x0.9426.9x17.8x0.8924.1x18.6x0.94
重量(g)680603652
無線LAN(IEEE 802.11)a/b/g/nb/g/na/b/g/n
OSWindows RTAndroid 4.2iOS 6
バッテリー容量31.5Wh9Ah42.5Wh
画面サイズ(型)10.610.0559.7
画面解像度1366x7682560x16002048x1536
メモリーカードスロットmicroSDXCxx
HDMImicroHDMImicroHDMI×
NFC××
GPS3G/4Gモデルのみ