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 とにかく今年は製品発表が多かったアップルだが、11月30日に発売された21.5型の新iMacと、iPad miniおよび第4世代iPadのLTE版の発売によって、その勢いはピークに達しているようだ。

 BCNの調べによると、2012年11月のデスクトップPC、ノートPC、そしてタブレット端末を合わせたPCデバイス市場において、アップルは19.4%となり、トップシェアを獲得した。これは、2位のNECの14.8%と比べても4.6ポイントの大差をつけての首位。3位以下のASUSの14.1%、富士通の13.9%、東芝の11.7%を引き離している。

 タブレット全体の販売比率がテバイス全体の30.5%と増加し、11月のタブレット市場において、51.8%のシェアを獲得したiPadの貢献が大きいとはいえるが、ノートPCやデスクトップPC分野でもアップルの動きは目立っている。

 特に、最新週では新iMacの発売もあり、デスクトップ市場での動きの良さが特筆できよう。

 BCNによると、11月26日~12月2日の集計では、デスクトップPCにおいては、Mac OSのシェアが14.4%となり、2位のWindows 8の19.7%に次いで3位になっている。

 GfK Japanの集計でも、11月26日から12月2日のデスクトップ市場においてはアップルのシェアが15.4%に達し、ここ数年では最も高いシェアを獲得しているという。また、デスクトップとノートPCの合計でも、販売台数シェアは10.7%と、2桁シェアを獲得した模様だ。

 実は、一部の量販店などにおいては、最新週の集計で、Mac OSが、Windows 8を超える販売数量となっているところもあるという。

 つまり、デスクトップPC分野では、10月26日に発売されたばかりのWindows 8を搭載したPCの販売台数を、新型iMacを含むMac OSが抜くという、これまでには見られなかった予想外の結果が一部出ているのだ。

 もちろん、この背景には、iMacの好調ぶり以外にも、依然として市場に残っているWindows 7搭載PCに購入者が流れている点が見逃せない。実際、11月26日~12月2日のBCNの集計では、Windows 7搭載PCの販売台数シェアは65.8%と、3台に2台を占める結果になっているのだ。

 ここでは2013年1月31日までの期間限定で、日本マイクロソフトが、Windows 7搭載PC購入者を対象に実施している、Windows 8への1200円でアップグレードできるキャンペーンの存在も影響している。いま、最も安くWindows 8環境を手に入れることができるのが、在庫処分となっているWindows 7搭載PCと、このキャンペーンの組み合わせだからだ。

 ところで、新iMacの販売好調の背景にはいくつかの理由がありそうだ。
 ひとつは、これまでMacを購入していたユーザーが、フルモデルチェンジとなった新iMacを購入しているという例だ。

 11月30日には、東京・銀座のアップルストア銀座に開店前に約50人が並んだが、先頭に並んだ人の目的は、この日発売になったiPad miniのLTE版の購入ではなく、同じくこの日発売となった新iMacの購入。開店直後にも初めて店頭に並んだ新iMacの前に多くの人が群がっていた。

11月30日にアップルストア銀座に並んだ新iMac。
11月30日にアップルストア銀座に並んだ新iMac。
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一体型のボディーは一段と薄く、エッジ部ではわずか5mmの厚さだ。
一体型のボディーは一段と薄く、エッジ部ではわずか5mmの厚さだ。
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特徴のある台形型の箱を下げて店を出る購入者。
特徴のある台形型の箱を下げて店を出る購入者。
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