PR

 2012年後期モデルの27インチ型iMacが出荷開始になった。デスクトップに置く27インチとはバカにでかいな、と感ずる向きもあろうが、このサイズ、資料分析・作成、書籍の編集、HDビデオの編集などをこなすプロフェッショナルには最高の仕事環境だ。この大画面にはA4用紙縦が約3枚すっぽり置ける。この状態で複数の資料に目を通しながら作業すれば、難プロジェクトも快感に変わる。2011年モデルと比べると正面からの見た目は全く変わらないが、多くのポートが新世代のインタフェースに切り替わって全体的なパフォーマンスが大きく向上した。このスマートさには惚れ直してしまった。

エッジ部分5ミリ厚のスマートさ

 新旧iMac(新がLate 2012、旧はMid 2011と呼ばれる)は正面から見ても、全く変わるところはない。異なるところといえば、横から見た時のディスプレイの厚みだけだ。従来、DVDドライブが収納されていたフロントベゼルのエッジ部分がたったの5ミリの厚さ(薄さ?)になり、そのスタイルはとても美しい。特に最近はやりのガラス張りオフィスなどに置くと、とても映えるだろう。だから何なの? と突っ込みが入りそうだが、書斎のデスクに据えたときのスマートさは所有欲をくすぐる(図1)。

図1 大きなディスプレイだが、液晶ベゼルのエッジ部分の厚みは5ミリしかない。インテリアとして置いておきたいほど。
図1 大きなディスプレイだが、液晶ベゼルのエッジ部分の厚みは5ミリしかない。インテリアとして置いておきたいほど。
[画像のクリックで拡大表示]

 本体エッジ部分が薄くなり、内蔵DVDドライブがなくなったので、DVDで供給されているアプリケーションのインストールなどは他のマシンに装着されているドライブをネットワーク経由で拝借する「リモートディスク」機能を使うことになる。アップルはOSの配付はもちろん、アプリの販売・配信については既にネットワーク経由で行う仕組みにほぼ完全に移行しているので、多くの利用者には不便を感じさせることはなさそうだ。しかし、中にはDVDメディアのみで供給されているソフトもある。そんな時は、近くにあるMacかWindowsパソコンに装備されているDVDドライブにメディアを挿し、ネットワーク経由で借用させてもらう。

 図のように、別のiMacに市販の映画DVDを挿して、iMac Late 2012側からマウントし再生してみた。送出側は「システム環境設定」の「共有」をオンにし、受ける側は、サイドバーの「リモートディスク」をクリックして接続許可をもらってローカル側のMacにマウントするという流れだ。画面にはDVDの再生メニューが表示され、タイトルバックの音楽が流れてくるが、サウンドは早送りになったような音になり、実用にはならなかった。どうしても市販のDVDを視聴したいという人は、USB接続のドライブを別途用意した方がいいだろう。その際、Blu-ray Disc(BD)収録の映画も見てみたいということであれば、BDドライブを用意しておけば安心だ。最近は5000~1万円程度でUSB接続のドライブが購入できるので、使いたいメディアの種類や用途に合わせて選択することになる(図2、図3)。

図2 DVDドライブ内蔵の機器でDVD機器の共有を行う。
図2 DVDドライブ内蔵の機器でDVD機器の共有を行う。
[画像のクリックで拡大表示]

図3 ネットワークを通じて、DVDドライブが見えるようになる。選択するとあたかも自分のMacにDVDドライブが装着されているかのごとく動作する。
図3 ネットワークを通じて、DVDドライブが見えるようになる。選択するとあたかも自分のMacにDVDドライブが装着されているかのごとく動作する。
[画像のクリックで拡大表示]

 なお、ネットワークを通じてDVDを使った時にうまく動作しない場合は、そのメディアのディスクイメージを作り、拡張子を「.iso」に変更してローカルに読み込み、そこからインストールするといった手法を取ればうまく行くことがある。