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●合計結果を目立たせたい

 見積書や請求書などはたいてい合計の欄が目立っていて、そこに金額が大書されているものだ。

「飲み屋の請求書は特にそうだ。しかしあんなに大きく書く必要はなかろう」

 ふふふ、ツケがだいぶんたまっているようだな。ま、それは自業自得として、Excelでも合計を目立たせるとっておきの技がある。オートシェイプを使うのだ。

「オートシェイプ──。図形のことだな」

 そう。実はちょっとしたテクニックを使えばオートシェイプにセルの内容を表示できるのだ。

 図1はB列に得点の合計を示した、どこにでもあるような表だ。このB7の合計をオートシェイプに表示してみよう。まず、D列からE列にかけて長方形のオートシェイプを描く。次にオートシェイプが選択されている状態で数式バーにカーソルを置いて「=」と入力する(図1上)。そうしたらB7をクリックしよう。数式バーには「=$B$7」と入力されたはずだ。これで[Enter]キーを押すと、はい、オートシェイプに「966」と表示された(図1下)。

オートシェイプにセルの値を表示する
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図1 オートシェイプを描いたら数式バーに「=」と入力して、表示したい値をもつセルをクリックする。[Enter]キーを押すとこれだけの作業でオートシェイプにセルの内容を表示できる
図1 オートシェイプを描いたら数式バーに「=」と入力して、表示したい値をもつセルをクリックする。[Enter]キーを押すとこれだけの作業でオートシェイプにセルの内容を表示できる