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 Macは購入時に写真管理・編集ソフトの「iPhoto」、音楽作成・マルチトラックレコーディング・演奏ソフトの「GarageBand」、ハイビジョン映像もサクサク編集できる「iMovie」など、本格的なソフトが最初から入っていて、多くのパソコンユーザーのデジタルライフを彩ってくれるのはご存知の通りだろう。しかし、それ以外にOS添付ソフトとして位置付けられているアプリにも便利な機能が組み込まれていて、それらを使いこなすといろんなことがとても便利にこなせる。私のお付き合いしているお客さんの中にはそんなことができるなら、それだけで何万円か払ってもいい、とさえ言う人もいるくらいだ。せっかくの「Mac同梱ソフト」だ。「使わにゃソンソン」、十二分に機能を引き出して無駄な投資を避けよう。

徐々に改良されてきた「プレビュー」

 Macの標準システムの一部としてMac購入時から入っているアプリケーションには「プレビュー」以外にも「Safari」「iTunes」「ディスクユーティリティ」「カレンダー」「テキストエディット」「メール」「メッセージ」「メモ」「リマインダー」「計算機」「辞書」「連絡先」「イメージキャプチャ」などたくさんある。いずれのアプリもその名称から想像できる通り、プロダクティビティを高めるのに役立ちそうだが、「プレビュー」はその実力の割には見過ごされてしまっているアプリケーションだ。プレビュー、すなわち「ちょっと見」的な名称なので、秘められた実力が知られなかったのだろうが、実はさまざまな編集・加工機能が中に含まれていて、「これは使わにゃソンソン」と皆さんにお勧めしている。今日はそのうちのごく一部をご紹介しておきたい。

 実は、「プレビュー」アプリは古くからMacに搭載されていて、写真やテキストを「プレビュー」するのにちょうど良い存在だった。しかし、OSのバージョンが上がるごとに少しずつ改良されてきて、「外部スキャナーからの読み込み」「PDFファイルの閲覧」「PDFファイルへの注釈書き込み」「PDFファイルの結合・分割」「PDFページの回転・削除・追加・ページ順変更」「写真の編集・修正」などの機能が徐々に追加されてきた。当コラムでもこれまでに何回かその進化の具合をお伝えしてきた。

 2012年8月9日の「OS X、Mountain Lionの「プレビュー」がますます便利」では「PDFフォームの記入欄自動検出」「インラインメモ」「吹き出しメモ」「スキャンイメージの挿入」などの新機能を紹介した(図1、図2、図3)。

図1 PDFファイルにチェックマーク記入欄、会社名、名前などを書き込む欄が設定されている場合に「プレビュー」で開くとそのエリアを自動認識して、文字入力できるようになる。
図1 PDFファイルにチェックマーク記入欄、会社名、名前などを書き込む欄が設定されている場合に「プレビュー」で開くとそのエリアを自動認識して、文字入力できるようになる。
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図2 注釈記入の自由度が増していることも以前紹介した。ただし手書きでノートを書き込みたい、という場合はiPad用の「GoodReader」を使うのがとても便利で強力だ。
図2 注釈記入の自由度が増していることも以前紹介した。ただし手書きでノートを書き込みたい、という場合はiPad用の「GoodReader」を使うのがとても便利で強力だ。
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図3 PDFファイルの一部分に、スキャナーから画像を読み込んで挿入することもできる。
図3 PDFファイルの一部分に、スキャナーから画像を読み込んで挿入することもできる。
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 それ以前のSnow Leopard時代には写真の明るさ修正やスクリーンショット機能があることも紹介したことがある。今回は昔から入っている機能ではあるが、なかなか知られていないPDFファイルの結合、ページ再構成機能を紹介しておこう。