ネット通販やネットバンキング、FacebookやTwitterなど、インターネットは便利で楽しいものです。一方で、アカウントの乗っ取りや盗難などによる被害も報告されています。インターネットを安全に使う上で、「パスワード」の運用管理は、非常に大切になってきています。
パスワードを安全に運用するには、以下の3点を守る必要があります。
(1)推測されやすいパスワードを使わないこと
(2)同じパスワードをほかのWebサイトで使い回ししないこと
(3)定期的にパスワードを変更すること
生年月日、自分や家族の名前を設定しないのは当然のこと、偉人やアニメ、ゲームのキャラクターの名前、辞書に掲載されている単語なども危険なので避ける必要があります。特に最近では、アニメやゲームのキャラクターの名前は、Wikipediaを参照することで、容易に推測可能なので気を付けましょう。
同じパスワードを複数のWebサイトに設定するのも危険な行為です。多くの人が同じパスワードを使い回しているという調査結果を目にしたことがあります。あるWebサイトのパスワードが判明すると、別のWebサイトでもそのパスワードを利用した侵入が可能になってしまいます。
同じパスワードを長年利用するのも危険です。漏洩の可能性が高くなるのはもちろん、パスワードが履歴に残ったままPCの買い替えや廃棄をすれば、そのタイミングで漏洩してしまうかもしれません。定期的にパスワードを変えることで、こうした被害を防ぐことができます。
とはいえ、利用するWebサービスは多くなっているので、これら3点を厳しく守るのは、とても困難です。一つの手として、パスワードの管理ツールを導入するのが現実的です。パスワード管理ツールを利用するためのメインパスワードだけを覚えておいて、ほかのパスワードは、推測が難しい適当なランダムなものを利用するのです。
適当に決めると言っても、ランダムなパスワードを決めるのは大変です。今回は、推測されにくいランダムなパスワードを大量に作るプログラムを作ります。