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大辻:それと同時期に、福島の過疎地に対して東京から授業をしてもらえないか、という話がありました。ただ放送するだけじゃ面白くないから、インタラクションを入れようということになり、手元のパソコンから先生にこっそり質問を送る、という機能を付けたんです。先生にダイレクトに質問をして、先生からも直接返事が返せるというものでした。この評判が非常に良くて、「ひとことメール」という機能が生まれました。

山内:そうすると、ライブ授業の核になるのは「ひとことメール」機能なんですね。先生と1対1でつながっているという感覚が、7000人をつないでいるんだ。

大辻:ある人に、「1対nじゃなくて、1対1のn倍だね」と言われたことがあります。これは、良い表現だなと思いましたね。実際は、7000人の一人ひとりには反応を返せていませんが。

 最近では、ラジオに投稿はがきを送ってくるリスナーと、パーソナリティーの感覚と同じかな、という気がしています。ラジオと同じで、“俺たちの番組”的な感覚があるような。メッセージが取り上げられて紹介されると、嬉しいですしね。

山内:なるほどね。ちなみに予備校には、以前から、サテライトシステムってありますよね。衛星を使ってたくさんの教室に授業をするという。あれって、インタラクションがありませんよね。

 つまり、何千人に配信できることがポイントなのではなく、何千人とつながっているということが大事なんですよね。

大辻:そうです。講師と生徒の縦のつながりです。もう1つ大事なのは、横のつながりですね。ほかの生徒は、アンサーボタン機能でどう答えたのかが見える。みんなができていないのに自分はできた、とかいうのが分かると、嬉しいですよね。

山内:ところでベネッセとしては、ビジネス面ではこのサービスをどう考えているんですか。