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 遅ればせながらKindle Paperwhiteを買いました! なぜ今ごろ買ったのか? さんざん彦いちから「兄さん、Kindleいいですよ。何せダウンロードする通信費をアマゾンが持ってくれるんですから」と薦めれたがイマイチ買う気にならなかった。

 俺は「小説は紙で読むべし」という固い信念を持つ読書家である。電車の中で本を読み、紙の手触りや匂いにウットリし、いつしかまどろむことを極上の喜びに感じる粋人だ。それを画面こすってページをめくるなんて野暮なことできるか! スットコドッコイ。

 だが最近、ある出版社から辞書を題材とした小説を書いて欲しいと頼まれ、そのための資料本が結構な量だった。移動の多い俺にとって新幹線は動く書斎。執筆もほとんど新幹線の中だ。だから資料本を何冊かかばんに入れないといけない。これが困る。ご存知の通り、俺は荷物最軽量を目指す落語家なので、着物以外で重い本をかばんに入れるのが耐え難い苦痛なのだ。

 最初はスマホのカメラで必要なページを撮影していたのだが、何十ページも取り込むといざ参考にしようと思っても探し出すのが大変だし、スマホで原稿を書いているので、いちいち画面切り替えるのも面倒だ。そのとき「そうだ、電子書籍の本ならこんな重たい思いしなくても済むし、もっとたくさん本を持ち込むことができるぞ。それに別の端末だから見ながら原稿書けるじゃないか」と考えた。

また、このコラムを書いているときに資料としてデジタル専門雑誌を買ったりする。でも、読み終わると必要なページだけを切り取って、捨ててしまう。文庫本も読み終わると、どんなに面白い本でも捨ててしまう。なぜなら家が狭いので本を置く場所が無いからだ。活字中毒の俺は大量の雑誌や本を買うのですぐに溜まってしまう。毎日マンガ喫茶に行くのもマンガを置くスペースが無いからだ。漫画のワンピースを全69巻そろえただけで本棚がいっぱいになるでしょう。

 だけど後から「あ、あの雑誌に載っていたお薦めゲームの記事をもう1度見たいな」とか「『宮崎美子のすずらん本屋堂』からお薦めの面白本を紹介してほしいって連絡が来たけど、今までどんな本を読んでいたんだろう」とか「強風で電車が動かないぞ。こんなとき、「庖丁人味平」があれば時間を潰せるのに」なんて場面に最近よくぶつかるのだ。

「宮崎美子のすずらん本屋堂」は日本BS放送のテレビ番組、「庖丁人味平」(ほうちょうにんあじへい)は漫画の題名。

 そんな時に電子書籍でダウンロードしておけばいつでも見ることができる。それにKindle Paperwhiteなら3Gでも1万2000円くらいで買うことができる。しかも、あの紙質に似た画面が目に優しいんです。

 早速、近くの家電量販店で購入し、本を買ってみました。