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 高精細な画面を持つiPadでハイビジョンビデオを観賞するとハッとするほどの美しさに驚く。しかし、そのソースはオンラインのレンタル作品程度しかなく、デジタルテレビ放送のせっかくの高画質映像の視聴、録画環境は少なかった。そんななか、「エリアフリー 録画対応TVデジタルチューナー(型番 : SB-TV04-WRIP)」の登場でiPadやiPhoneを使って高画質再生、番組表からの録画操作、追いかけ再生、2カ国語放送、字幕表示が自在に楽しめるようになった。さらに、この3月上旬、ネットワーク経由でコピー制限のかかったHDデジタルビデオを再生するためのiOSアプリ「Twonky Beam」が、「DTCP-IPによるムーブ」に対応し、ネットワークレコーダー、「nasne(ナスネ)」などのDTCP-IP対応機から高画質動画を外に持ち出せるようになった。

外出先でも高画質視聴が可能になった

 この2つの製品は視聴形態がかなり異なる。まず、「エリアフリー 録画対応TVデジタルチューナー」(ソフトバンクセレクションブランド、ピクセラ製)は地デジ、BS、CSの受信、再生、録画を専用のiOSアプリ「エリアフリーTV」(無料)上で行うもので、番組選択や録画設定などの機能をアプリ内ですべてできるようになっている。一般のハードディスクレコーダーと同様の機能をタッチパネル操作を取り入れることでより使いやすくした製品と言える。外出時に高速で無線LAN接続できる場所なら、どこからでも自宅の「エアフリー」からリアルタイム視聴、録画番組再生ができる。もちろん、番組表からの選局、録画設定などもLAN内にいるのと同様に操作でき、あたかも手元にデジタルビデオレコーダーを置いているかのように操作できる(図1)。

図1 「エリアフリーTV」で視聴しているところ。画面を左右にスワイプすると、現在放送中の番組が上に薄く表示される。これをタップして見たい局に直接切り替える。上下にスワイプすると地上波、BS、CS,録画済番組と切り替る。
図1 「エリアフリーTV」で視聴しているところ。画面を左右にスワイプすると、現在放送中の番組が上に薄く表示される。これをタップして見たい局に直接切り替える。上下にスワイプすると地上波、BS、CS,録画済番組と切り替る。
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 一方の「Twonky Beam」はローカルエリアネットワーク上に設置したネットワークチューナーやメディアサーバーからネットワークストリーミングさせた映像を受け取り、モバイルデバイス上で再生するアプリケーション。3月2日に3.4.1にアップグレードした際、DTCP-IPのムーブ機能までサポートするようになった。

 日本ではデジタルビデオコンテンツの保護を目的に、コピー回数や再生できるデバイスをチューナーごとに固定する制限を課している。この制限の中で同一ネットワーク上に置いたメディアサーバーと映像表示クライアントをネットワーク上で認証するDTCP-IPに対応させたのが「Twonky Beam」という訳だ。ソニー製のブルーレイ・レコーダー12機種と同レコーダー内蔵型テレビの正式な対応を謳っている。Twonky Beamの開発元のPacketVideoでは上記製品の正式なサポートを表明しているが、それ以外のネットワークメディアサーバーなどもDLNAとDTCP-IPに対応していれば利用できるものもある。

 例えば、ソニーの地デジ/BSチューナーを内蔵したネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne」もその一つ。Twonky BeamがDTCP-IPムーブに対応するようになったので、ネットワーク内での視聴に加え、コンテンツをiOSデバイスにダウンロードして外に持ち出せるようになった。

 「エアフリーTV」はソフトバンクのオンラインショップの直販価格で1万9800円、一方のnasneは500GBのハードディスク内蔵で1万4000~6000円程度で売っている。再生用の再生用の「Twonky Beam」アプリ自体は無料だが、デジタルテレビ放送のDTCP-IP再生承認を得るためには、追加で「DTCP-IPアドオン」を700円で購入する必要がある。なお、3月2日のDTCP-IPアドオン追加以前に「Twonky Beam」を使い始めていた人は、追加料金無しに使える。価格的にはnasneの方が安いが、機器設定、再生・視聴、録画設定などを異なるアプリで操作しなければならなかったり、2カ国語放送や字幕などは再生できない。総合的に見て、テレビ番組受像システムとしてはかなりのITスキルを必要とするため、今回は「エリアフリー」から使用感をお伝えして行こう。