いつでもどこでも仕事ができるノマドワーキング環境が整っている韓国では、会社用にもプライベートにもスマートフォンを積極的に使っている人が多い。スマートフォンが発売されたばかりの2010年でも会社からスマートフォンが支給され、会社用と自分用に2台持つ人が多かった。最近は会社でも官庁でも私物の携帯情報機器を職場に持ち込んで業務に利用するBYOD(Bring your own device)が浸透していて、自分のスマートフォンに業務アプリをインストールして使うケースが増えている。スマートフォンのセキュリティ機能が向上しているのも影響がある。
サムスン電子は、2013年2月にスペインで開催されたモバイル展示会Mobile World Congress 2013で業務用と自分用に分けてソフトウエアとデータを保存できるようにする「Knox」という機能を発表した。スマートフォンの中に業務用のアプリやデータを入れる「コンテナ」があり、そこに保存した会社の情報はハッキングやウィルスから徹底的に守るという機能である。GALAXY S4からこの機能を搭載するという。
つい先日、サムスン電子はもう一つ、BYOD族にはうれしいニュースを発表した。それは、なんと「割れない」ディスプレイを搭載したスマートフォンGALAXY Note 3を今年の10月に発売するというニュースである。