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 日ごろ愛用しているMacBook Proに加え、メディアサーバー/メディア再生母艦/Web情報表示/家庭内デジタルサイネージとして便利に使えそうかなと、据置型で超コンパクトなMac miniを購入した。Macは買ってきて、ケーブルをつなぎ電源を入れるだけですぐにネットにつながり、即使い始められるのがiMac誕生以来の大きな特長だ。期待に胸膨らませてスイッチを押したら、あれ? アプリフォルダ内に何も入ってない……それから、始まった艱難辛苦の3日間。

 今回の話は、このコラムタイトル通りのLong and Winding Roadだった。途中あまりに複雑なところの記述ははしょったが、それでも、複雑きわまりない原稿になった。結果として、そんな場合を想定して事前に何を用意しておけばよいかがクリアになった。この話、メモしておいてくれればきっといつか役に立つはずだ。

「ケーブルつないですぐに使い始められる」は一応、ホントだった……

 Macは1984年の誕生以来、マニュアル不要を目指し、それまでの「マニュアルどっさり」の世界からパソコンを開放した。アップルに復帰したスティーブ・ジョブズがiMacを世に問うたときは、Ethernetと電源ケーブルをつなげば、それですぐにインターネットが楽しめると宣伝した。

 その伝統を受け継ぎ、購入したMac miniの箱の中には薄っぺらい商品案内が入っているだけ、あとは電源つないでスイッチを入れれば、使い始められますよと言っている(図1、図2)。

図1 「Mac mini Late 2012」買っちゃった。ショッピングバッグに軽々入れて買って帰れるなんて、手軽でいい。Mountain Lionを使うならトラックパッドが必需品と思えたので、「Magic Trackpad」と「Wireless Keyboard」の組み合わせをフンパツ。
図1 「Mac mini Late 2012」買っちゃった。ショッピングバッグに軽々入れて買って帰れるなんて、手軽でいい。Mountain Lionを使うならトラックパッドが必需品と思えたので、「Magic Trackpad」と「Wireless Keyboard」の組み合わせをフンパツ。
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図2 適切にケーブルをつなげば使えますと、簡単な説明書が1枚入っているだけ。
図2 適切にケーブルをつなげば使えますと、簡単な説明書が1枚入っているだけ。
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 実際、私も電源を入れ、最初の設定手順を終え、日ごろ使っているApple IDを登録したら、もう、すぐに仕事が始められた。

 分かってはいるが、「ホウ」と感心したのは、さっきまで別のマシンで使っていたメールがそのまま同じ状態で新規マシン上に現れたことだ。しかも、書きかけのままになっている文面までが湧き上がってきて、なんとそのまま別マシン上で作業が続けられた。一方、ちょっと残念なのは、MacBook Pro上ではフォルダをたくさん作って、そこに件名や差出人をキーに自動分類させる「ルール」を作っているのだが、新しいマシン上にはその分類用のフォルダが作られず、機能しなかったことだ。

 未読・既読メールはもちろん、Safariのブックマークや読みかけになっていたままのリーディングリストも、カレンダーも、連絡先も同期され、ずっと使い続けているMacBook Proと同じ環境が出来上がった。さすが、やっぱりこれはMacの世界は滑らかでエレガントだなあ、と感動に浸っていて、あれ? と気がついた。アプリケーションフォルダの中に何も入っていない……

 気が付くの遅いわ、と突っ込みが入って来そうなタイミングだが、メールもSafariも連絡先もDockに用意されている各アプリアイコンをタップして(今回はMagic Trackpadを用意したので、タップなのだ)使えていたので、しばらく気が付かなかった。テキストエディットで文章を書こうと思って、アプリケーションフォルダを開いたら、あれ? 全くまっ白じゃないか!!(図3)

図3 Safariもメールもちゃんと動作しているが、アプリケーションフォルダ内に何も入っていない。なんじゃ、これは。
図3 Safariもメールもちゃんと動作しているが、アプリケーションフォルダ内に何も入っていない。なんじゃ、これは。
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