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Google検索の「サジェスト」が、気になる…

 筆者は、分からないことがあったり、何か調べたいと思ったりしたときは、すぐにGoogleで検索することにしている。パソコンの前にいないときは、たいていはAndroidスマホのホーム画面の検索窓で、文字を入れたり、音声で検索したりする。

 検索の目的は、知りたいことを知る、なのは当たり前。ところが、検索の際に表示される「サジェスト」が気になった。物議を醸す(関連記事:Google検索の「サジェスト機能」を巡る訴訟でGoogle敗訴)こともあるこのサジェスト機能だが、どんなキーワードにどんなサジェストが出るのか、いろいろなキーワードで遊んでみた。

 もともと「Googleサジェスト」というのは、Googleが2008年9月に正式に始めたサービスだ。当時の記事には、

例えば、「東」と入れると、「東芝」「東横イン」「東京マラソン」などと検索窓の下部に表示する。入力した検索用語と一緒に検索されやすい用語も表示する。例えば、「北京」と入力した場合、それと一緒に検索される用語の候補を「北京オリンピック 結果」などと表示する。

とある。検索窓に入力中の語句から、その続きを予測して、続きを提案(サジェスト)してくれる、というわけである。

日本語入力でも使えるサジェスト機能

 そういえば、Googleのサジェスト機能は「Google日本語入力」にもあり、なかなか便利なスグレモノである。Googleという検索エンジンならではの、莫大な検索ワードという“ビッグデータ”の統計や、利用者の傾向などを蓄積。これを基に、これから入力するであろう未来のことを、1文字1文字の入力中にリアルタイムで提示するというわけである。考えてみると、なかなかすごい話だ。

 例えば、「クーベルチュール」って何だ、と思ったときに、Google検索に「クー」と入力し始めると、「クー」に続く検索候補がサジェストされる。「クーべ」ときたら、もう「クーベルチュール」が出ているので、それを選べばいい。

図1 「クーベルチュール」と入力しようとして「クー」を入力し始めたときのサジェスト例
図1 「クーベルチュール」と入力しようとして「クー」を入力し始めたときのサジェスト例
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図2 「クーべ」でもう「クーベルチュール」がサジェストされた
図2 「クーべ」でもう「クーベルチュール」がサジェストされた
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