みなさん、モバイルしていますか? モバイルの1つの楽しみ方として、ライフログを取るという行為があります。移動先に到着したときに、TwitterやFacebookやFoursquarにログインしたり、ウォーキングするときにNike+やRunKeeperやRuntasticでランニングログを記録したり、食事をとるたびにPicciousに投稿したり、と自分の行動をスマートフォンとアプリを通じて、記録することができます。記録は取り続けることにより、健康やダイエットに結びつくこともあり、健康管理という面で自分をサポートする手段として有効です。
ライフログは、取り続けることが重要なのですが、なかなか続かないもの現実です。簡単に、気軽に利用できるライフログツールが欲しいところです。
そんなニーズに答えた製品がリリースされました。「Jawbone UP」です(以下、「UP」と記述します)。このUPは、リストバンドになっています。約20g程度の重さで、防水仕様のため、1日装着しておくことができます。UPは1度の充電で10日間ほどバッテリーがもち、歩数と睡眠時間を取得します。取得したデータは、UPとスマートフォンをヘッドフォン端子につなぎ、アプリ経由でクラウドに送れます。アプリでは、手動で食事のデータを入力することで、歩数、睡眠時間に加えて食事の情報もライフログとして記録できます。
機能を説明すると、面倒な感じがしますが、実際に使ってみると、非常に簡単です。UPを手首に1日装着しておくだけです。睡眠の前と起きたときにモードの切り替え作業を行う必要がありますが、それだけです。あとは、週に1度程度充電して、たまにスマートフォンに接続してデータをクラウドに送ればOKです。ほとんどUPを意識することなく生活できます。モバイルガジェットで、この「意識せずに使う」ということは、実はなかなか難しいことです。バッテリーや通信の問題があり、ユーザーが使用環境に気を遣いながら利用することがほとんどですが、UP単体では通信したり位置情報を取得したりすることがなく、少ない機能に割り切ったため「意識せずに使う」ということが可能になっています。
また、1人ではなかなか継続が難しい面があります。この点、UPのアプリには、グループを作ってデータを共有する機能があります。グループメンバーの歩数と睡眠時間を共有することで、励みにすることができます。
このユニークな商品「UP」を写真で紹介します。