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 アドビシステムズが手がける一連のクリエイティブツールの提供方法が、今後は「すべてクラウドに」変わる――ということはニュース記事などですでに皆さんご存知だろう。最新のアプリは常にアドビのCreative Cloudサーバー上にあり、期間契約した人は常に最新の機能をフルに使える。今後パッケージでの販売はなくなる。そうなると、もし新しいOSが載ったMacの新製品が出てきて、これまでのアドビソフトが使えなくなったら、これまでのパッケージソフトを捨てて、その最新版をネットからダウンロードして使う「しか」なくなる。Mac版として誕生したイメージ編集ソフトの「Photoshop」が使えなくなったら――そりゃ、困る。

Macユーザーになじみが深いPhotoshop

 印刷業務にも使えるイメージ編集ソフトPhotoshopの最初のバージョンはMac版だったこともあり、グラフィックスデザイン、編集、印刷業務を仕事としているMacユーザーの間にはPhotoshopにとても深い愛着を持っていて、今でも古いPowerPC版のMacでPhotoshop業務をこなしている人も多い。

 話は簡単で、そんな古いMacなんか処分して、最新のMacを購入、新しくCreative Cloudに加入すればいいだけだ。PowerPC時代のMacに比べると今のMacはそれこそ20倍近くパフォーマンスレベルが上がっている。メモリーだって5~10倍は楽に積める(というか、標準ですでに積まれている)。

 しかも、値段だって、当時の購入価格の1/3くらいの値段で十分な性能のものが買える。仕事の効率も劇的に上がるのは分かっているが、印刷をお願いしている町の工場が設備を更新できないので、いまだ旧システムを温存している、という悲しい話だ。

 筆者の場合、さすがにPowerPC版のMacは物置に積み上がったままになっていて、そこまで古いPhotoshopは使っていないが、それでも外でお付き合いしている仕事上のエコシステムの関係で「Creative Sweet 6(CS6)」以外に「CS4」が大活躍している。

 さて、今後「CS7」の提供はないことをアドビ自身が明言している以上、いつかはCreative Cloud(CC)に移行しなければにっちもさっちも行かなくなる時が来る。使えなくなるまで今のままで行くのか、潔くCCに契約変更するのがよいのか? すごく悩ましい。