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 自由民主党の教育再生実行本部は、2013年4月8日に「成長戦略に資するグローバル人材育成部会提言」を公開しました。政府の教育再生実行会議のページからリンクが張られています。この提言の中では、「グローバル人材育成のための3本の矢」として、「英語教育の抜本的改革」、「イノベーションを生む理数教育の刷新」、そして「国家戦略としてのICT教育」を挙げています。今回は3本目の矢について、その意味するところを読み解いてみましょう。

“ICT教育”の意味するところ

 提言では「はじめに」に、『世界で活躍できる人材の育成が急務であることから、今回は特に、英語教育、理数教育、ICT教育を中心とした「グローバル人材育成」について、先行させて議論を進めてきました』とあります。英語、理数、ICTという並びで、それぞれに“教育”という言葉を付したことから「ICT教育」となったのでしょうが、「ICT教育」という言葉はあまりなじみがありません。もっとも、海外では「ICT education」という言葉が一般的に使われているので、ある意味で日本も“グローバル化”に対応したといえるかもしれません。

 冒頭に、「成長戦略実現上、投資効果が最も高いのは教育」と記されています。このポリシーは諸外国では一般的なもので、わが国はこれまでトーンが低かったように思います。高等教育も含めれば、わが国を支え発展させる人材は今の子どもたちであり、その可能性を大きくするのは教育以外の何ものでもありません。

自由民主党の教育再生実行本部による「成長戦略に資するグローバル人材育成部会提言」の冒頭。成長戦略を進めるうえでの教育の重要性を述べ、“3本の矢”を挙げている
自由民主党の教育再生実行本部による「成長戦略に資するグローバル人材育成部会提言」の冒頭。成長戦略を進めるうえでの教育の重要性を述べ、“3本の矢”を挙げている
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