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 米国で開催されたマイクロソフトの開発者向けカンファレンス「Build 2013」に取材に行ったら、Windowsタブレットをもらいました。これまで、マイクロソフトのイベントでは、一般参加者に機材を配ったことはあっても、プレスに機材を配ったことはありませんでした。ところが今回は違います。理由して考えられることはいくつかありますが、グーグルのイベントに合わせたというのが実際のところじゃないかと思います。グーグルが開催しているイベント「Google I/O」では参加者だけでなく、プレスにも機材を配っているようです。「ようです」というのは、筆者がGoogle I/Oを取材していた2008年までは、こうしたデバイスは配られていなかったので(そもそもAndroidはまだ出荷されていませんでした)、現場を見たことはないのですが、参加した人から聞くとプレス向けにもデバイスの配布があるようです。恐らくは、マイクロソフトもそれに対抗したのだと思います。

 基調講演で、バルマー氏がエイサーの8.1型Windows 8タブレット「Iconia W3-810」を参加者に配布するとしたとき、会場は大きく「沸きました」が、プレス席は静かでした。多くのプレスは、プレス向けにはデバイス配布がないと思っていたからです。Windows 8が初めて披露されたBuild 2011では、一般来場者にはサムスン製のタブレットが配布されましたが、プレス向けにはBuildの開催期間中の貸し出しがあっただけでした。Buildの前身であるWindows 7のときのProfessional Developers Conference、Buildでもそうでした)。その後も何回かデバイスを配布するようなイベントがあったようですがプレス向けの公式な配布はなかったようです。なので、こうしたイベントの取材経験があるプレスの人達は「自分たちは関係ない」と思っていたのです。

 筆者は、すぐ近くの席で騒いでいた某米国ガジェット系メディアの若者を見て「まだまだ青いな」と思ってました。その後、基調講演でデモの後に、開発担当のラーソン・グリーン氏がやってきて、「Surface Proも配るわよ」と言ったときも、筆者は「ハヤシもあるでよ」という古いテレビCMを思い出しただけでした。

 しかし、当日の午後、プレスルームに戻ろうとすると、長い行列ができています。どうやらプレス向けにも機材を配布するらしいのです。そういうわけで、筆者もSurfce Proとエイサーのタブレットを入手しました。

米国で開催されたBuild 2013の基調講演で講演するマイクロソフト最高経営責任者のバルマー氏。この人には、何か、力強い「目力」がありますよねぇ。筆者はいつも映画のシャイニングを思い出します。
米国で開催されたBuild 2013の基調講演で講演するマイクロソフト最高経営責任者のバルマー氏。この人には、何か、力強い「目力」がありますよねぇ。筆者はいつも映画のシャイニングを思い出します。
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Windows 8.1のデモの後、開発を担当するラーソン・グリーン氏がSurface Proを持って再度登場。Surface Proも来場者に配布することを告げた。
Windows 8.1のデモの後、開発を担当するラーソン・グリーン氏がSurface Proを持って再度登場。Surface Proも来場者に配布することを告げた。
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 どうして「もらった」話をしたのかというと、そういう情報を知っていただいた上で記事を読んでいただきたいからで、決してうれしくて自慢しているわけではありません。記事を読むときに、こうした背景があるのとないのでは、大きく印象が違うと考える読者の方もいらっしゃるでしょう。こうした事情を告げずに単に機材の話を書くというのは「ステルスマーケティングに協力している」とか、「宣伝している」と疑われかねません。筆者は、この機材について自腹で購入した機材と同じ立場で評価しているつもりですが、記事をどう受け止めるかは読者の方の自由です。ちなみに、Buildの取材費用は自腹で、飛行機やホテルその他の費用を考えると機材を2台もらっても黒字にはなりません。