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 学生たちが、こぞってクラウドファンディングに関する論文を書き始めている※1

 その代表格のサイト「READYFOR?」をのぞいてみると(図1)、「南相馬市高見公園にじゃぶじゃぶ池をつくろう!!」とか、「ガーナ120人の子どもに学用品を届け、家族100世帯に農業トレーニングを行う!」などといった震災復興や貧困地域を支援するプロジェクトとともに、「新デザイン「GO ARK」で「囲碁」のイメージを一新」なんていうエンターテインメント性あふれるプロジェクトなどにも、たくさんの人々が資金を拠出している。

 それもなんだか「楽しそうに」お金を出しているのである。

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図1 クラウドファンディングサイト「READYFOR?」(出所:https://readyfor.jp/)。
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 クラウドファンディングは、資金を調達する側がネットで自分たちのやりたいことを表明し、それに賛同する個人が数千円から数万円といった少額の資金を拠出する。企業や組織の拠出を見込んでいると思われる数十万円というスポンサーシップもある。そして総額では数百万円程度の資金調達を実現する。資金を拠出した個人や企業は、その金額の大きさによって、お礼として成果品や生産品、プロジェクト活動への参加、名前の掲載などさまざまなフィードバックを受けることができる。クラウドファンディングの他にも、ソーシャルファンディングあるいはクラウドチッピングなどと呼ばれることもある。

 従来、寄付でお金を集めることができたのは、災害や貧困などの福祉的、貢献的なケースがほとんどであった。でも、クラウドファンディングでは、収益を期待する事業でも、うまく行くかどうか分からない起業でも、NPO活動でも、冒険でも、音楽でも、スポーツでも、ちょっとクリエイティブで応援したくなる気の利いた活動なら、資金を集めることができている。