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 ソニーが発売した2013年夏モデルは、これまでのVAIOの歴史において、第4世代へと進化する大きな転換点を迎えた製品といえる。

 では、VAIOにとって、なにが第4世代への進化なのか。

 それに触れる前に簡単にVAIOのこれまでの歴史を振り返ってみたい。

 ソニーがVAIOの第1号機を発売したのは1997年のことだ。

 当時、オーディオ機能、ビデオ機能を強化したことで、それまでのPCとは異なる製品として登場したインパクトは大きく、VAIOシリーズ初のノートPCである「PCG-505」では、淡い紫色の筐体カラーがエンターテインメントPCの象徴として話題を集めた。

 このとき、ソニーでは、「VAIO」の意味を、「Video Audio Integrated Operation」とし、まさにオーディオ、ビデオ機能に強いPCとして、存在感を発揮した。

 そのVAIOが第2世代へと進化したのは、2004年だ。同社では、「VAIO 第2章」という表現を用いて、ITとAVの融合をさらに深めた。この時点で各社のPCもAV機能を強化していたが、「PCの音質だから限界がある」「PCだから映像はここまでしか表現できない」といった共通の課題があった。この課題を解決する取り組みにいち早く取り組んだのがVAIOであり、VAIOによって、PCの音や映像表現は大きく進化していった。

 第3世代は、2008年に、VAIOの定義を「Visual Audio Intelligence Organizer」へと変更したことだろう。重要なのはキーワードに、Intelligenceを加えたこと。知性をもったPCへと進化することが、VAIOの新たなテーマとなり、ここからはVAIO自らが学習して、使い勝手の高いサービスを提供するといった機能を持つようになった。VAIOに搭載される数々のソフトウエアをみるだけでも、その成果が分かるだろう。

 こうした変遷を経て、5年ぶりの大きな進化となったのが、2013年夏モデルである。これがまさに第4世代への進化となる。

 では、VAIOの第4世代の進化とは何なのだろうか。

 ソニーで、VAIO&Mobile事業本部長を務める赤羽良介業務執行役員SVPは、「新たなVAIOで目指したのは、『よく遊び、よく学び、そして、よく働く』ことができるPC。言いかえれば、人々の生活シーンのすべての中で活用され、ユーザーの人生を充実させることができるPC。あるいは、新たな価値を享受できるPCが、新たなVAIOへの進化だといえる。プレミアムPCといえばVAIOと言われるようなポジションを担うことになる」とする。

ソニー 業務執行役員 SVP VAIO&Mobile事業本部長の赤羽良介氏。
ソニー 業務執行役員 SVP VAIO&Mobile事業本部長の赤羽良介氏。
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 この言葉の裏には、昨今のタブレットの台頭に対する、VAIOならではの回答が含まれているといっていいだろう。

 タブレットよりもよく遊ぶための機能、タブレットよりもよく学ぶための機能、タブレットよりもよく働くための機能を搭載したのが新たなVAIOであり、タブレット対PCという構図の中で、今後の方向を示すものだといっていい。その方向性を、VAIOがリードしていくという宣言とも受け取れよう。