PR

 ここ数日、「IFTTT」という名前、よく聞くなあ、と感ずる人が多いだろう。[もしこうなったら、あれをする「if this then that」]の頭文字を組み合わせたiOSアプリで、もともとWebサービスとして誕生(2011年)、最近、iOS用アプリが登場(7月10日)して、めちゃくちゃ便利に使えるようになった。写真を撮ったら、「自分撮り」以外の写真はすぐにDropboxとflickrに同時にアップロード、Twitterで気の合う友人が特定の趣味の話をしたら、メールが来るなんて自動処理をさせるように組み立てられるのだ。

使い方は簡単。すぐに使い始められる

 これまでも、iPhoneで写真を撮ったら、自動的にDropboxやSkyDriveに転送させるようにIFTTT(ifttt.com)を設定することもできた。ただし、そのためには、iOS上で写真を撮るときに「Instagram」という撮影アプリで撮り、それがInstagramのサーバーにアップされたときにIFTTTが検知、その写真を指定のクラウドサーバーなどに転送する、というちょっと遠回しな仕掛けをする必要があった。

 それが、今回iOS向けのネイティブアプリになったおかげで「純正カメラアプリ」で写真を撮っても、それを直接のきっかけにしてさまざまな自動処理を行うことができるようになった。

 iPhoneやiPadを仕事やプライベートライフに使い倒している人には、このサービス、とても役に立つだろう。何しろ、54種類のアプリの状態変化を感知して、それをきっかけにしてさまざまな動作をさせるのだ。IFTTTでは、このきっかけのことを「トリガー」と呼んでいるが、トリガーを発生させることのできるアプリが54種類もあるだから、相当な使いでがある。図に現在サポートできるアプリ一覧を示した。ここに示したアプリをお使いの人なら、それを使った後にやらなければならない付随操作の多くがアプリ任せにできる(図1)。

図1 現在54種類のアプリを起点にさまざまなワークフローが組めるようになっている。これらのどれかに何かが起ったら、何かをさせることができる。
図1 現在54種類のアプリを起点にさまざまなワークフローが組めるようになっている。これらのどれかに何かが起ったら、何かをさせることができる。
[画像のクリックで拡大表示]

 例えば、写真を撮ったら自動的にDropboxに送り込んだり、メールで指定したアドレスに送る、といったことが簡単にセットできる。この一連のワークフローの動作をIFTTTでは「レシピ」と呼んでいる。Excelのマクロのようなものだが、数値の計算や情報の加工ができるわけではないので、ごくごく単純な操作を並べて自動化させるもの、と考えておこう。

 Web上でちらっと目にした情報を後で読むために「Pocket」(元Read it later)に送っておき、更にその一部をのちのちアクセスしやすくするためにEvernoteにも同報しておく、といった使い方も実に簡単にセットできる(図2)。

図2 Webで気になった記事を「Pocket」に送って後で読むようにしているのだが、その記事を後でも検索しやすいようにEvernoteに送っておくようにした。日本語でレシピの説明を書いておくと分かりやすい。
図2 Webで気になった記事を「Pocket」に送って後で読むようにしているのだが、その記事を後でも検索しやすいようにEvernoteに送っておくようにした。日本語でレシピの説明を書いておくと分かりやすい。
[画像のクリックで拡大表示]