ここ2回にわたって、JavaScriptでGoogleの各種サービスを制御できる「Google Apps Script」について解説してきました。前々回は和暦と西暦の対照表を作成し、前回は毎日自分に英単語をメール送信するプログラムを作成しました。
Google Apps Scriptシリーズ3回目の今回は、Gmailの機能を利用して、メールの自動返信プログラムを作ってみます。例として、「天気を教えて」と件名に書かれたメールに対して、自動的に天気予報を返信するプログラムを作ってみましょう。
お天気返信プログラムの紹介
今回のプログラムでは、Gmailの受信トレイの中を定期的にチェックします。もし「天気を教えて」という件名のメールが届いていれば、その時点で最新の天気を調べて、自動的にメールで天気を返信します。
天気情報の取得にはLINE社が提供する「livedoor天気情報」の「Weather Hacks」というサービスを使います。JavaScriptプログラムからWebサービス(JSON)で天気情報データを取得できるというものです。
自動返信プログラムを利用するには、Google Apps Scriptでプログラムを作り、定期的にプログラムが実行されるようトリガーを設定します。トリガーについては、前回詳しく解説しましたね。
それでは、Google Apps Scriptのページを開いて、プログラムを作ってみましょう。
Google Apps Scriptのページ開く
まず、Google Apps Scriptのページを表示します。Googleにログインしていなければ、Googleアカウントを入力してログインしてください。