東京大学消費生活協同組合(東大生協)は2013年10月7日、ハードディスク(HDD)のバックアップキャンペーンを始めました。キャンペーンには、日経パソコン、HDDメーカーのアイ・オー・データ機器とバッファローが協力。限定70台のHDDに、日経パソコンが提供する教育機関向けコンテンツサービス「日経パソコンEdu」の1年間のアクセス権(6300円相当)が付属します。会場となった本郷キャンパスの第一購買部では、バックアップせずにパソコンを使い続けることの危険性を紹介したパネルや、バックアップに適した機器などを展示しています。
使い慣れれば慣れるほど、パソコンには大切なデータがどんどんたまります。それは学生や研究者の使うパソコンでも同じこと。作業中のレポートや貴重な資料など、失うわけにはいかないファイルがハードディスクの中にたまっていきます。
今回の「PCバックアップキャンペーン」は、学生や研究者に向けて、データの保管の難しさと大切さを説き、バックアップ作業の実施を呼びかけようと企画したものです。
展示の目玉はバッファローが1999年に限定販売した中身の見えるハードディスク「DIR-SKL」。天板が透明アクリルで作られた特製のハードディスクで、動作の様子が見られます。ファイルコピーを定期的に実演して、いかにハードディスクが精密な機械であるかを、来店した人々に確かめてもらおうという試みです。
展示スペースには、バックアップに向くアイ・オー・データ機器、バッファローの製品が勢ぞろい。ノートパソコンと一緒に持ち歩ける小型軽量の2.5インチHDD、大容量で高速な据え置き型外付けHDDのほか、複数のパソコンで同時にアクセスできるネットワーク接続型のHDD(NAS)を展示。「日経パソコンEdu」の使い方も実演しました。
来店者には4ページの冊子を無料配布。冊子では、バックアップの重要性や、アイ・オー・データ機器のバックアップソフト「Easy Saver 4 LE」の無料ダウンロードサービスの利用方法などを解説しています。
初日の会場は、スケルトンハードディスクの磁気記録ヘッドが高速で動く様子に足を止める人、最新のハードディスク製品を見比べる人でにぎわいました。東大生協でのキャンペーン展示は10月11日まで。午後1時~4時は説明員も常駐します。