PR

筆者の新たなる挑戦、それは新聞連載…

 筆者、今は紙の雑誌とWebサイトを中心に記事やコラムなどを執筆している。「書籍はこの頃見ないけど、どうしたの?」と、よく言われるが、書籍は形になるまでに時間が結構かかる。移り変わりの激しいこのIT業界で、書いているうちに状況がどんどん変わってしまったこともあった。なかなか難しいなあと感じて以来、最近は少々遠ざかっている。とはいえ、書いてすぐに世に出せる電子書籍なら、チャレンジしてみたいとも思っている。

 そんな筆者が、新しいメディアに挑戦できるチャンスに恵まれた。それは新聞である。日本経済新聞の夕刊で、「日経電子版」についての連載を始めることになったのである。後で決まった題名は「電子版 上達への道」だ。

 紙の日経新聞を既に定期購読していて夕刊を読んでいる人向けに、パソコンやスマホ/タブレットで読める電子版の使い方を、隔週で指南していく内容だ。掲載記事はハガキぐらいのスペースで、画像が1枚添えられる。Webサイトとも、雑誌記事とも違って、文字数はとても限られている。

 このスペースで、テーマを決め、1回毎に完結する形で書いていく。電子版への登録や使い方の細かいノウハウ、さまざまなデバイスでの使い方などを解説していくと、1回1回の文字数も少ないので、完結するまでにそれなりに回数を重ねる必要がありそうだ。

ストーリー仕立て、というアイデアが形に

 筆者、この新聞連載の話をいただいて、いろいろ考えた。ありきたりの説明ではつまらないし、この文字数では、いつものPC Onlineのペース(例えば、「もっと便利に使うためのユーティリティソフト」のような)で解説していては収まりきらない。

 そこで考えたのが、ストーリー仕立てというアイデアだ。ITが苦手なサラリーマンを主人公に、彼が電子版と格闘していくさまを、ストーリーにしていこう、というものだ。ITが得意な後輩や、iPhone使いのイマドキふうな奥さんなども登場させて、彼の格闘ぶりを描いていきたいと思った。

 筆者はかねがね、日経電子版と紙の新聞を併用する使い方を提案している。紙と電子版の両方があれば家族みんなで楽しめる、ということも書いてきた。日経新聞は男性会社員のための新聞というイメージが強いが、最近では女性向けの記事も増えているという話も聞いていた。そこで、主人公のサラリーマンが毎日持って出かけている日経新聞を「家族のために置いていってくれ」と奥さんに言われて、電子版導入を試みるという、最初のストーリーを思いついた。

 まずはパソコン、次にモバイル(ガラケーから、さらにスマホへ)で電子版を使いこなすようになる、というふうに進化していく主人公を描こうと考えた。筆者は小説の心得はないが、小さい頃なりたかった職業は「小説家」だったのを思い出す。