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ソニーのmoraで取り扱いが始まった「ハイレゾ音源」…

 ソニーの音楽配信サービス「mora」で2013年10月17日から配信が始まった「ハイレゾ音源」が気になっている。ハイレゾ音源については、ここに概要がある。さらに深く理解したければ、PC Onlineの解説記事も参照しよう。

 実は筆者は、音楽に関しては結構な「音質至上主義」である。普段iPodやiPhoneで聴く音楽は「Appleロスレス」という、ロスレス(ロスのない、つまりこの場合はCDそのものの音質と同等)の形式で入れている。必要に応じてヘッドフォンアンプ(詳しくは筆者が以前書いたこの記事この記事を参照)を付ける。そして独ゼンハイザー製のお気に入りのイヤフォンで聴くのが定番だ。

図1 ソニーの音楽配信サービス「mora」のハイレゾ音源配信ページ。
図1 ソニーの音楽配信サービス「mora」のハイレゾ音源配信ページ。
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 とはいえ「CDの音質には限界がある」と思い始めていた。音楽ビデオを詰めたDVDを買うと、CDに比べて音が細かく帯域が広い感じがする。仕様上の音質はCDは「44.1kHz/16bit(サンプリングレート/解像度)」、DVDは「48KHz/16bitかそれ以上」なので、差が出るのは当たり前とも言える。そういう違いが気になり始めてから、CD以上の「ハイレゾ音源」に興味を持ち始めていたのである。

レコーディング時に近い音源が普通の配信サイトで手に入る

 ちなみに、音楽のレコーディングでは、サンプリングレート/解像度が高い形式で録音/ミックスしたのち、CDもしくはDVDの品質か、あるいはデジタル音楽配信サービスのAACやMP3などのファイル形式の品質に落とすという作業をしている。元から引っ張ってくれば、ハイレゾな音楽ファイルが論理的には入手可能。それがいつ実現するのか気になっていた。

 そんなときに、耳に入ってきたmoraでのハイレゾ音源配信のニュース。これまでにもハイレゾ音源の提供サービスは、なかったわけではないが、ハードルが高かった。それが、普通の音楽配信サイトで行われる、ということで今回はかなり興味を持った。

 通常のCD以下の音質の音楽ファイル形式については、筆者のこの記事を参照されたい。今回のハイレゾ音源は、通常のCD音質(44.1kHz/16bit)の上をいく世界の話ある。