最近、日本でも「オープンデータ」の動きが加速しています。行政や公的機関などが業務で蓄積した情報・データが続々と、再利用しやすい形式で入手可能になっています。身近なデータでは、気象庁のWebサイトで過去何十年にもわたる各地点の気温や降水量、湿度や天気の情報をダウンロードできるようになっています。
今回は、JavaScriptでこうしたオープンデータを利用する例として、気象庁からダウンロードした気温データをデータベースに登録し、その日の平均気温を表示するというプログラムを作ってみましょう。
気象庁から過去の気温情報をダウンロードしよう
気象庁のWebサイトでは、任意のデータをCSV形式でダウンロードできるようになっています。まずは、気温データをダウンロードしてみましょう。メニューの「気象統計情報 > 過去の気象データ・ダウンロード」から入手可能です。
今回は、過去5年間にわたる「1日の平均気温」をマイ・データベースに登録して活用してみますしょう。気象庁のページでは、「地点を選ぶ」「項目を選ぶ」「期間を選ぶ」「表示オプションを選ぶ」と、欲しいデータを順を追って指定できるように工夫されています。