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 2013年11月1日のiPad Airの発売に続き、11月12日には、第2世代のiPad miniが発売となった。
 iPad Airの発売日は、10月23日(日本時間)の製品発表時点で明らかになっていたが、iPad miniの発売は11月中となっていたことから、多くの人が11月下旬を発売時期と見込んでいたようだ。

 だが、11月12日に、突然、アップルストアでの販売が開始され、同日夕方からは量販店でも、iPad miniの展示販売が開始された。
 発売当日は平日であったのにもかかわらず、量販店店頭には、2048×1536ドット(326ppi)のRetinaディスプレイを搭載した第2世代iPad miniをいち早く見たい、あるいは購入したいと考えたユーザーが数多く訪れていたのが印象的だ。

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11月下旬発売か?との大方の予想を裏切り、11月12日に突如、発売開始がアナウンスされたiPad mini Retinaディスプレイモデル。
11月下旬発売か?との大方の予想を裏切り、11月12日に突如、発売開始がアナウンスされたiPad mini Retinaディスプレイモデル。
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 iPadの販売戦略において、いまや主力となっているのは、iPad miniだ。
 BCNの調べによると、2012年11月~2013年10月までの1年間の販売台数を比較すると、第4世代のiPadは全体の32.8%。それに対して、iPad miniは61.6%を占めた。残りは、併売されているiPad 2が3.4%、在庫が残っていた第3世代iPadが2.2%となっている。
 つまり、ざっくりといえば、3分の2が7.9型液晶ディスプレイのiPad mini、3分の1が9.7型液晶ディスプレイのiPadという構成比になるのだ。ここからも、iPad miniが主力になっていることがわかるだろう。

iPadの販売戦略において主力となっているのはiPad miniだ。――2012年11月~2013年10月における月次合算(BCN調べ)。
iPadの販売戦略において主力となっているのはiPad miniだ。――2012年11月~2013年10月における月次合算(BCN調べ)。
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