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“激安SIM”の代表格「ServersMan SIM LTE 100」の専用アプリの自動速度制御が気になる

Sim Unlimited(ServersMan SIM LTE 100用速度制御アプリ)
「Sim Unlimited(ServersMan SIM LTE 100用速度制御アプリ)」(Android / iOS、無料、開発元:FreeBit)

 筆者は、よく「信州ITラプソディ」コラムや、このスマホアプリコラムなどで、スマホの通信料金を安くできる、MNVO(仮想移動通信事業者)の“激安SIM”の紹介やレビューの記事を書いてきた。なかでも、ワンコイン(月490円)で100kbpsのモバイル接続が使い放題というDTIの「ServersMan SIM LTE 100」は、筆者が常用するIIJmioの「mio高速モバイル/D」と並んで、なかなか意欲的なサービスで好感触だと述べてきた。

 実際にこのDTIの「ServersMan SIM LTE 100」をお試しで利用していて、オプションプランであるSMSを使ってみたレビュー記事を書いた。キャリアの音声通話までは利用できないが、SMSで通常の電話番号を持ちテキストをやりとりできる利点は大きい。さらにSMSが使えるので、LINEなどの認証・ひも付けも有効でLINEが使える、というのもLINEが普及したこのご時世では大きなメリットになる。

図1 ワンコイン(月490円)で100kbpsのモバイル接続が使い放題の、DTIの「ServersMan SIM LTE 100」のWebサイト。
図1 ワンコイン(月490円)で100kbpsのモバイル接続が使い放題の、DTIの「ServersMan SIM LTE 100」のWebサイト。
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 この「ServersMan SIM LTE 100」には「Sim Unlimited」という専用アプリが提供されている。IIJmioの「みおぽん」アプリのように、低速/高速を使用状況により切り替えて、LTEのクーポンを有効に使えるようになっている。もちろんこの「ServersMan SIM LTE 100」は、デフォルトでは100kbpsの接続しか使えないので、LTEでの利用は、100MBで263円(ほかにも500MBで1315円、1GBが2630円)で、クーポンを購入するシステムとなっている。

 クーポンの購入や、低速(100kbps)/高速(LTE)の切り替えを行えるアプリが「Sim Unlimited」なのだ。ダイヤルの左右で、手動で切り替えられる。ここまでならIIJmioの「みおぽん」とあまり違いはないのだが、注目に値するのが、最近「SiLK Sense」という、「設定画面であらかじめ登録したアプリの起動を感知し、そのアプリの起動時のみ自動で高速通信モードに切り替えることが可能」という機能が導入されたことだ。これがきちんと機能するなら、激安SIMがさらに使いやすいものになりそうだ。

 IIJmioのモバイル接続と「みおぽん」を使っている筆者にとって、手動で低速(IIJmioの場合は200kbps)/高速の切り替えをアプリから行うのはやはり面倒である。IIJmioの場合は低速が200kbpsで、実際の速度は300kbpsぐらい出ていたりするので、よほどのことがなければ切り替えずに低速のままで使ってしまう(そして、プラン付属のLTEクーポンがほぼ丸ごと残ってしまう)。もっと自動化できる仕組みがあればそれに越したことはない、とおもっていたところだ。