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テレビをタブレット代わりに使う単身世帯に焦点

 韓国でも一人暮らし世帯が増えていて、タブレットをテレビ代わりにする人も増えた。キャリアのモバイルIPTVを利用すれば、地上波放送とケーブルテレビ合わせて60チャンネルほどリアルタイムで受信できるので、タブレットは十分テレビ代わりになる。

 この他に、政府から予算をもらっている実証実験の展示もあった。ウエアラブル端末で人の心理状態を把握して適切なメンタルケアを提供できるようにするヘルスケア、顔の表情や動きなどを分析して罪を犯しそうな人を選び出すカメラ、透明なビニール1枚にしか見えないのに電源を入れると英字も韓国語も入力できるキーボードになり、腕や太ももに巻いても使えるものなどが面白かった。

 またスマートホームとも政府の技術開発とも全く関係なさそうに見える「あなたの家は大丈夫ですか!」と恐怖心をあおる防虫グッズのブースがあったり、韓国SNS協会が「韓流SNS」というのを宣伝していたり、企業向け販促品を宣伝するブースもあった。COEX展示場では年中何かしらIT関連の展示会を開催しているので、出張や観光のついでに活気あふれる韓国の展示会を経験してみるのも、いい経験になるだろう。