サムスン電子が「GALAXYシリーズ」のスマートフォンやタブレットPC向けの音楽配信サービス「サムスンミュージック」を始めた。アップルがiTunesなら、サムスン電子はサムスンミュージックというわけだ。Google Play Musicとは別もので、GALAXYシリーズに合わせた高音質音楽サービスが目玉だという。アップルと訴訟が続いているサムスン電子は、iPhoneに対抗して付加価値を付けるためにも、iTunesやApp Storeに負けないコンテンツサービスを自前でそろえたいようだ。
サムスン電子が独自に提供する音楽配信は、欧米向けには2013年5月から、韓国向けには9月からテストサービスを行っていた。全世界の楽曲320万曲のストリーミングとダウンロード、ラジオ機能のほか、「歌手が自分の隣で歌っているかのようだ」といわれるCDより4倍高音質なUHQ(Ultra High Quality)で再生できる機能まで用意し、11月25日から本格的にサービスを始めている。320万曲は韓国の音楽配信サービスの中では最大曲である。
GALAXYのスマホやタブレットPCからサムスン電子のコンテンツストアである「サムスンハブ」をアップデートすると「ミュージック」のメニューが登場。サムスン電子が自らコンテンツを調達して販売するこのサムスンハブには、映像や電子本、ゲーム、学習に続いて音楽のカテゴリーが追加された。
