今回作るプログラムは、社員名簿や学生名簿などを元に、会社や学校から家が遠い順に名簿を並び替えるというものです。災害発生時の避難順の指示マニュアルや、家庭訪問の順番を決めるのに使えるかもしれません。
この処理を実現するために、Google Apps Scriptを利用します。Google Apps Scriptには「Maps」という機能があるのですが、この機能を使うと手軽に住所から緯度経度を調べることができるのです。この機能は、Googleマップの機能の一部なのですが、Google Apps Scriptを利用することで、とても簡単に呼び出すことができます。
プログラムの作り方
今回のプログラムでは、まず、Googleドライブのスプレッドシートで社員名簿を作っておきます。そして、Google Apps Scriptでプログラムを記述し実行すると、社員名簿にある住所から緯度・経度を調べ、会社から遠い順に並び替えます。
それでは、実際にプログラムを実行するまでの手順を紹介します。なお、プログラムを実行するには、Googleアカウントが必要になります。