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「スマホ電話SIM フリーData」がようやく“開通”

 先週この連載で書いた日本通信(b-mobile)の音声通話中心の新しいSIMの話の続きである。音声通話に加えて、200kbpsのモバイル通信が使い放題で付いてくる「スマホ電話SIM フリーData」がようやく使えるようになったので、使い心地をお伝えしよう。

 このSIMは、データ通信専用SIMとは異なり携帯電話回線契約が絡むため、本人確認手続きが厳しい。運転免許証など身分証明証のアップロードなどが必要となる(利用開始までの流れ)。スマホなら、内蔵カメラで免許証の写真を撮って、そのまま送ればよい。ところが筆者の場合、すんなりクリアできるかと思いきや、何度やってもエラーが表示された。

住所入力でひと苦労

 よく確認したら、住所は本人確認書類と完全に合致する必要があるのだという。筆者は住所を「長野県松本市○○1-2-3」という書式で入力したのだが、免許証には「長野県松本市○○1丁目2-3」と書いてある。これと一字一句同じでなければならないようだ。なぜエラーが出るのかが分からずに数日が過ぎてしまった。

 「住所の壁」に阻まれつつも、何とか“開通”に成功した。本人確認がWeb上で受け付けられると、「住所確認コード」が郵送される。筆者の場合は翌々日届いた。この封書の中の住所確認コードを、日本通信のユーザーサイト(My b-mobile)にログインして入力すれば、間もなくSIMの電話&データ回線が開通する。住所コードの入力が終わると、開通メールが送られてくるのだが、入力してから数分でメールが届いた。

 筆者の場合はロスがあったが、すんなり行けば、Amazon.co.jpでSIMカードを注文→翌日届いて本人確認書類などをWebサイトで入力→翌々日に住所コードが届いて入力し開通メールを確認、という流れで、最短4日程度での開通が可能だ。今回はAmazonで購入したが、日本通信の直営の「b-Market」の方がスムーズに行くかもしれない。データ通信専用のSIMカードならネット注文から開通まで最短2日程度なので、それに比べれば最初の手続きには時間がかかる。