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●5段階なのに4段階のレーダーチャート

 学校の成績や製品の評価にレーダーチャートはつきものだ。これは別名クモの巣グラフ(スパイダー・チャート)とかスター・チャートとも呼ぶ。

「うーむ、大学受験の頃を思い出してしまった。常に偏差値トップだったワタシのレーダーチャートは、外側に目一杯振れていたものである」

 あらそう、そりゃよかったね。ま、キミの成績はどうでもよくって、図1A1:B7を見てもらいたい。これはある製品を5段階で評価したものだ。これを基にして「挿入」タブ→「その他のグラフ」→「レーダー」でレーダーチャートを作り、そのあとタイトルを調整して、グラフエリアのサイズを大きくしたものだ。

グラフエリアを大きくしたレーダーチャート
図1 レーダーチャートを作成してグラフエリアを拡大した。すると細かい目盛線が出てきてうっとうしい
図1 レーダーチャートを作成してグラフエリアを拡大した。すると細かい目盛線が出てきてうっとうしい
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「お、なんだか目盛線の数が多くて見にくいぞ。それにこれって5段階評価だろ。4段階までしか表示されていないから、評価をきちんと反映したレーダーチャートとは言えんな」

 確かにキミの言う通りだ。一見それっぽいレーダーチャートに見えるけれど、実は穴だらけだ。以下、これを適切かつ見栄えの良いレーダーチャートに仕上げたいと思う。