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 パソコンが原因不明のトラブルに遭遇したとき、究極の探求法はまっさらな状態に戻して新規にOSを入れ直し、ゼロから再スタートすることだ。しかしこの作業、日常使っているパソコンで簡単にはできない。日々作成している文書をOS刷新後に元通りに戻すのは膨大な時間がかかる。特に、重要なやり取りを保管しているメールデータに関しては頭が痛い。OSをまっさらにしても、そのまま過去分も含めて使い続けることができないものか。今回はそんな悩みをクラウドストレージのDropboxで解決する手法をご紹介しよう。

原因不明のトラブルに悩まされ……

 以前、OSをまっさらな状態に入れ直し、快適に使う方法をご紹介(「せっかくの新OS。インストールするなら、できるだけピュアにフレッシュインストールを」)した。私も、愛用のMacBook Pro(15-inch, Mid 2010)に、最近新しい1TBのハードディスクを入れ、新OS X 10.9(Mavericks)を新規インストールしたおかげで快適に毎日の仕事をこなしていた。

 ところがある日突然、たくさんのアプリが起動しなくなった。アプリを開こうとダブルクリックした後、ファイル選択画面が出てくるが、その場面で7色の円盤がくるくる回って先に進めなくなる。「Pages」などのアップル純正アプリでもそうなるし、サードパーティのアプリでも同様にファイル選択画面で行き止まりになる。ファイルをアプリにドラッグ・アンド・ドロップして開く分には問題ない。ファイルを読み込むタイプのアプリでなくても例えばGoogle ChromeなどではDockの中でアプリがぽんぽん飛び跳ねたまま最初の画面が出てこない。

 個別のアプリの問題ではなく、OSの基本部分で何やら誤動作を起こしている。何が悪さをしているのか、追加インストールした新しいソフトをアンインストールしたりハードウエア構成を標準構成に戻すなど、考えられることを順次試したが、らちがあかない。そんな場合は私がいつも読者の皆さんにお勧めしている通り、OSの再インストールが究極の手段となる。OS Xの場合、再インストールはネットからの再ダウンロードで行えるようになったから、ブロードバンドネットワークさえあれば、難しくなくなった。再インストールは現在のシステムにそのまま上書きする方法と、ハードディスクを完全に消去して全く新しくインストールする方法がある。インターネットがつながらない、日本語入力がままならない、といったときには上書きインストールで簡単に直ってしまうこともあるが、今回のような場合はまっさらインストールに限る。