直井:ありますが、最近見かけないような。
平野:直井さんはGoogle AppsでGmailを使っているからだと思うよ。
「開封確認メッセージの送信」など名称は様々だが、メールソフトによっては「開封確認通知要求」を設定してメールを送ると、相手にメールが届き、開封されたかどうかを確認できる機能がある。受信者がメールを開封して「開封確認メッセージを送信する」を選択したら、送信者に「メッセージが開封されました」というメールが届くんだ。ただし、相手がこの機能が働くメールソフトを使っていないとダメなんだけどね。
直井:便利そうな機能ですが、開封したこと、読んだことを知らせたくない受信者にとっては、監視されているようで不愉快だと感じることもあります。「開封確認を通知しますか?」と表示されたら「いいえ」を押す人もいるので、既読かどうかを正確に把握することは難しいです。
平野:不快に感じる人もいる機能なので、利用する人が減ったとも言えるかな。
直井:メールは、「開封確認を通知しますか?」と表示されたら「いいえ」を押すこともできるし、この機能を使う人も減ったので、読んだ事実が相手に知られにくい仕組みになっています。この点でメールとLINEを比較すると、メールの方が自分のペースで処理しやすいように思います。既読かどうか分からないので。
でも、LINEで「既読」と出ると、送り手は「早く返事が欲しい」と期待し、受け手は「早く返事をしなければ」と焦り、振り回されてしまいそうです。
平野:それに悩んでいる人はいるだろうね。既読と表示されるのを利用して、コミュニケーションのスピードアップを目的に使っている人もいそうだが。LINEでのやりとりはスピード感があって、それが魅力だという意見もあるね。
直井:あと、スタンプでのコミュニケーションも、読解力を問われているような気がしてなりません。