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 メールを見たり、Webサイトをみたり、何かに集中して一つのことをするとき、単純で画面全体をアプリが占有するタブレットは、使いやすい面があります。もちろん、外出時も便利ですが、普段机でPCを使っているようなときにも、そばに置いておくと、ちょっとした作業ができて便利です。

 PCの画面とは独立していて、アプリケーションの実行状態やウィンドウの開き方、あるいはPCの再起動などとも無関係になります。例えば、メールアプリを動かしておいて、メールの着信をチェックするとか、あるいは単に時計や電卓、カレンダーを出して置いてもいいかもしれません。パソコンではなんでもできますが、それが災いして、ちょっとした計算がしたいだけなのにプログラムがなかなか起動せずにイライラすることがあります。そういったイライラを解消できます。

 パソコンを使っている人が、そばに時計を置いていたり、あるいは電卓を置いているということもあるでしょう。パソコンのそばにタブレットやスマートフォンを使える状態で置いておくというのは、そういう感覚ではないかと思います。

 筆者も、仕事のせいもありますが、仕事に使っているパソコン(正確にはパソコンの液晶ディスプレイですが)のそばに、複数のタブレットを置いています。最近買った、キーボードから入力できるけど、タブレットにもなる1台二役のVAIO Duoも、自宅で充電するときには、タブレット形状にしてスタンドで立てて使っています。クラムシェル型のノートPCだって、閉じて立てれば、同じように場所を取らないのですが、タブレット型は、すぐに使える状態になっているというメリットがあります。クラムシェル型のノートパソコンで同じようなことをしたければ、外部にディスプレイをつないでおく必要がありますから、それを考えると便利です。

 普段、仕事している机に置くことで、各タブレットの充電やファイルの同期などを常に監視でき、必要に応じて無線LAN経由でファイルの転送しておくことが可能です。また、それぞれで違ったアプリケーションを動かしておくことで、パソコンのマルチディスプレイとはまた違った使い方が楽しめます。特にWindows 8.xでは、デスクトップガジェットがなくなってしまい、ちょっとした情報を常に表示しておくような使い方ができなくなってしまいました。電話していてすぐにメモが取りたい、電卓が使いたい、アメリカは今何時? といったちょっとした作業をタブレットにまかせておけるわけです。

机の上とか横に合計7つのタブレットが…

 そういうわけで、筆者の机の上には、今、5つぐらいのタブレットがあって、横の机にも2つのタブレットが置いてあります。もちろん、仕事で評価しているものなどもあるので、すべてを“利用”しているわけではありませんが、まあ、なんというか、ディスプレイばっかりの机になっています。

 ですが、マルチディスプレイと違うのは、それぞれを個別に操作しなければならない点です。1回か2回のタッチで、あとは放って置いていいのであれば、さほど気にならないのですが、操作を要求するようなアプリ、例えばメールアプリやWebブラウザによるサイトの閲覧のようなものは、ちょっとタッチしただけでは終わりません。マウスが欲しくなるわけです。