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直井研究員(以下:直井):所長~。ダメです。全然ダメです~。

平野所長(以下:平野):どうしたんだい? 直井さん。またメールの返事が書けなくて悩んでいるのかい? それとも、何か事件でも起こったの?

直井:所長、それが……事件が無いんです。

平野:は? 事件が無いのはいいことじゃないか。メールのコミュニケーションがうまくいっている証拠だね。

直井:でも、それじゃあダメなんです。コラムのネタにならないじゃないですか。休載にはしたくありませんし……。所長は最近、事件に巻き込まれませんでしたか?

平野:事件といっても、このコラムも189号だ。そんなに事件ばかり起こっていたら、いつかはドラマ化も夢じゃ無いね。1シーズン20回としたら、10シーズン目に突入だ。

直井:ついに直井研究員、念願の女優デビューです!

平野:……冗談はさておき。私のもとに毎日届く200~300通のメールは、ネタの宝庫だよ。ちょっと視点を変えると、勉強になるものや考えさせられるものが多いね。どんなメールであっても、100点といえるものは少ない。ちょっとした改善点は必ずといってよいほどあるよ。

直井:見やすいレイアウト、誤字脱字を無くす、分かりやすい表現を使う。いろんなテクニックを今まで紹介してきました。それ以外にも考えるべきポイントってあるんですか?

平野:もちろんだよ。