●散布図で星座が描ける!
中国北宋の文学者欧陽脩(おうようしゅう)は、文章を練るのに最もよい場所として「馬上・枕上(ちんじょう)・厠上(しじょう)」を挙げた。つまり「馬に乗っているとき」「寝床に入っているとき」「用を足しているとき」で、これを「三上(さんじょう)」と呼ぶ。要するにアイデア発想に向いている3つの場所と考えればよい。
「つぶやき三四郎、参上」
はいはい。えーっと、私自身の参上、もとい三上を考えてみるに、「枕上」は同じながら、あとは「歩いているとき」「お風呂に入っているとき」となるようだ。
実は先日、お風呂に入っていてふと思いついたのが、本日紹介する星座グラフである。北斗七星やオリオン座など、世の中には著名な星座があるが、あれをExcelのグラフで描けるのではないか、というアイデアだ。
「ふーむ。折れ線グラフでも使うのか」
折れ線は良い選択とは言えんな。この場合、散布図(XYチャート)を使えば、結構簡単にできる。まずは、下準備だ。図1は、「Yahoo! きっず星空」からとった、北斗七星の図だ。その上に、「図形描画」機能を用いて、星部分に「丸」のオートシェイプを配置した。これを基にしてグラフを作成しよう。