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 こう見えて、いや、どう見えているかわからないが、私はひげが濃い・・・。

 唐突で申し訳ない。

 ひげが、もじゃもじゃのソレではなく、口の周りを一周するひげが濃いのである。顔自体のひげはそれほどでないのだが、その部分だけが濃いので目立つのだ。俗に「どろぼうヒゲ」と言われたりすることがある。

 仕事柄、時々似顔絵を描いていただくこともあるのだが、時々立派な「どろぼうヒゲ彦いち」になっているものもあるほど。もはや私のひとつの形ではないかと思ってしまうほどだ。

 もっともどろぼうヒゲなんて言っているが、そういうどろぼうは、コントでしか見たことがない。それに加えこう見えて、皮膚が頑丈ではない。ジョリジョリ力強くそると、かみそり負けしてしまう弱い肌なのである。

 私と同じような人も少なくないはずだ。

 まぁ、かみそり「負け」とか「弱い」というマイナスな表現なく、男子なので、ここはひとつ、やさしい肌とか、季節を一足早く感じられる肌、プレミアム肌・・・・いろんな言い方があるのでそっちにしよう。

 「プレミアム肌」の特徴として、シェーバーでジョリジョリよりT字カミソリで優しくす~っとがよい。それも時間に余裕があれば、あの床屋さんの温かぁい蒸しタオル。それを簡易に再現するとよい。

 お湯を湿らせぎゅっと絞って口周りを湿らすだけでプレミアム肌の毛穴が、ふわっと心を開くのだ。そういえば、床屋の定番の小噺で、こんなのがある。

 床屋の親方が蒸しタオルをお客の顔にのっける。

「あちちっ・・ほら」
「あっ、熱いよ!!親方ぁ」
「スイマセン、持ってられなかったんで」

 いや~短いのに完成されていて、実に立派な小噺だ。