落語に「壺算」という話がある。ある貧乏な男が、大きな二荷入りの水壺が欲しいが、金が無いと兄貴分に相談する。そこで頭の良い兄貴分が俺に任せろと壺屋に行きまず。
一荷入りの壺3円50銭を3円に負けさせとりあえず買う。しばらくして壺屋に戻って来て「俺が欲しかったのは二荷入りの壺だった。いくらだい?7円?さっきも負けたんだから二荷入りも負けて6円にしろ」そこで番頭さんがわかりました、6円にしますと言ったが最後、兄貴の作戦が発動する。
「よしそれじゃまず要らなくなった一荷の壺を引き取ってもらおうじゃねえか。いくらだい?」
「そりゃ今買ったばかりですから3円でお引き取りします」
「そりゃありがてえ。それじゃお前の手元に預けた金は幾らある」
「ですから3円ございます」
「それなら3円と3円足して6円だな。もらっていくぜ」
煙に巻かれ呆然としている番頭さんを尻目に一荷の壺の値段で二荷の壺をまんまとせしめるという落語である。
最初聞いたとき俺も番頭さんのようにぽかんとしてわからなかった。もしかして今これを読んでる皆さんの中にも何で?と思っている人が居るんじゃない?種明かしは野暮になるからしないけど、最近こんな腑に落ちないポカン話があったのよ!
長男のおバカ君がどうにか必死に頑張って都立高校に入学できました。これも家庭教師のトライに莫大なお金を払ったおかげです。アルプスの少女ハイジのアルムおんじは絶対払えないと思うよ(涙)。
まあ愚痴はこの位にして…、その愚息と「受かったら今使っている携帯電話からスマホにしてあげる」と約束していたので、早速、急かされて近くのドコモショップへ行きました。