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 最初に宣伝。先週はITproの特集で文化庁メディア芸術祭の作品を紹介した(ITとアートの不思議な関係~メディア芸術最前線)。PC Onlineでも代表作を簡単に紹介したが(アイルトン・セナから無人爆撃機まで~文化庁メディア芸術祭に行ってきた)、ITproの特集ではITに関係する作品とその背景を5回にわたって詳しく紹介している。それぞれの作品の奥深さを知る機会となれば幸いだ。

 さて今回は語学学習について。学生時代は第二外国語にドイツ語を選んだ。特に理由はなく「理系ならドイツ語でしょ」という雰囲気があり、何となく周囲の空気に従ってみた。ところがなじめなかった。

 同じ外国語でも、英語は得意科目だった。筆者にとっての英語の入口は洋楽。かなり古いけれど、マイケル・ジャクソンやマドンナのビデオを見るのが好きで、歌詞が分からなくても音だけまねて歌っていた。イギリス人やオーストラリア人からすると筆者の発音が「もろにアメリカ英語」だそうで驚かれることがある。

 何が言いたいかというと、語学というのはその言語の背景となる文化に何かひかれるものがあると上達するということ。やはり語学は手段に過ぎないのだろう。目的ではない。到達したい、手に入れたい、近づきたい何かがあると、その手段として語学を使いこなせるようになっていくのではないかと思う。だからドイツ文化の魅力を知らなかった筆者には、ドイツ語は英語ほどすんなり身に付かなかったようだ。

「アメリ」でフランス語学習の意欲がわいた

 しばらく時間がたち、第二外国語で転機が訪れた。フランス映画の「アメリ」を覚えているだろうか。ちょっと変わった女の子の恋物語だ。

 あれは衝撃的だった。主人公を見て「これぞ私だ!」と思えた。彼女の不器用さや映画の独特な世界は筆者の感性に「どストライク」で、映画や書籍を何度も見た。そこからフランス語にも興味がわいてきた。映画の世界により近づくためにフランス語を知りたくなったのだ。これが語学学習で自然な流れであり、これぞソフトパワーなんだろうなと思う。

 フランス語を耳にすると自然と意識は向くようになったものの、日常的に特に必要性はないので全く上達していない。テレビでフランス語会話番組をたまに見て表現をいくつか覚えただけ。スペルが英語と違うので、筆記なんてからきしダメだ。