Webで有用な記事を見つけたら、必要な部分をEvernoteにクリップする。昔のスクラップ帳とは違って、かさばらないし、目的の記事を探し出すのも瞬時。個人利用の他のデバイスでも瞬時に同期させることができて実に便利かつパワフルだ。しかし、クリップするページのレイアウトによっては崩れてしまって、読みにくいということも起きる。そんなとき、チョイチョイと修繕できる方法をご紹介しよう。
Webページをクリップする簡便な方法
Webページを閲覧していて、有用な情報に出会ったとき、あなたはどうしているだろうか?
ブックマークをブラウザーに保存する、ページデータをファイルとして保存する、必要な部分の画面ショットを取る、とさまざまな方法がある。しかし、なんと言っても便利で重宝するのはEvernote内の新規ノートに目的の該当ページを貼付ける方法だ。
閲覧中のページをEvernoteに貼付けるには、必要な部分を選択してコピーし、Evernoteの新規ノートに貼付けてやるだけで良い。これで選択した要素は元のページレイアウトがほとんどそのままにクリップできる。クリップしたあとは、写真をつかんで別の場所に移動させたり、追加の情報をメモ書きとして書き込んだりできる。まさに、「生きたスクラップブック」とでも呼びたい、高機能だ。
手動で情報を移し替えてもいいが、各ブラウザー向けに「機能拡張」として「Evernote Web クリッパー」が用意されている。これをいつも使っているWebブラウザーにセットしておけば、今読んでいるページをワンクリックで保存することができる。何も選択せずに「Web クリッパー」をクリックすると、そこに表示されている主要な要素が自動的に選択される。もし、ページ全体、あるいは別の部分がクリップしたかったら、そのエリアを指定する(図1)。
この段階で、大事な部分を強調表示(サインペンでマーク)させたり、メモ情報を上書きしたり、と、さらに情報価値を高める操作もできる(図2)。
しかし、ページレイアウトによっては見えている通りに保存されず、視認性が悪くなることもよく起こる。